坂出市議会 > 2008-06-19 >
06月19日-04号

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  1. 坂出市議会 2008-06-19
    06月19日-04号


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    平成20年 6月定例会          平成20年6月19日(木曜日)午前10時1分開議〇出席議員 24名  1番   大  藤  匡  文       2番   野  角  満  昭  3番   別  府  健  二       4番   楠  井  常  夫  5番   錦     美 弥 子       6番   前  川  昌  也  7番   若  杉  輝  久       8番   松  成  国  宏  9番   松  田     実       10番   山  条  忠  文  11番   末  包  保  広       12番   植  條  敬  介  13番   大  前  寛  乗       14番   吉  田  耕  一  15番   冨  岡  利  昭       16番   藤  川     亘  17番   葛  西  吉  弥       18番   池  田  睦  雄  19番   中  河  哲  郎       20番   木  下     清  21番   綾        宏       22番   稲  田  茂  樹  23番   東  山  光  徳       24番   村  井  友  信       ────────────────────────────〇欠席議員 なし       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      松 浦 稔 明       副市長     田 中 利 文(総 務 部)  総務部長    野 方 宏 志       秘書課長    浦 田 俊 一  企画課長    阿 野 要 一       総務課長    樋 本 保 男  財政課長    好 井 和 彰(市 民 部)  市民部長    三 好 隆 夫       保健課長    末 永 忠 信(環境経済部)  環境経済部長  大 野 喜美雄       清掃事業課長  北 山 博 己  農林水産課長  今 池 良 雄       商工観光課長  濵 田 吉 彦(都市建設部)  都市建設部長  谷 口 正 行(市立病院)  事務局長    小 林 一 夫(消   防)  消防長     小 林 英登志(水 道 局)  水道局長    三 谷 芳 範(出 納 局)  出納局長    十 河 慶 次(教育委員会)  教育長     横 井 武 雄       教育部長    大 石 康 夫  学校教育課長  藤 村 正 人       社会教育課長  下 津 幸 信       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    野 村 孝 雄       次長      中 川 高 弘  議事係長    大 林 紀 彦       書記      明 石 公 秀  書記      好 井 大 輔       書記      宮 武 智 仁       ────────────────────────────              議 事 日 程   第4号              第1 一般質問(個人)       ────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件             日程第1 一般質問(個人)       ──────────────────────────── ○議長(綾宏君) これより6月定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。       ──────────────────────────── △日程第1 一般質問(個人) ○議長(綾宏君) これより昨日に引き続き個人による一般質問を行います。 まず初めに、7番若杉輝久君の質問を許します。 ◆7番(若杉輝久君) 議長─7番 ○議長(綾宏君) 7番 若杉輝久君              〔7番(若杉輝久君)登壇〕 ◆7番(若杉輝久君) おはようございます。 議長のお許しを得ましたので、6月定例会におきまして、公明党議員会の一員として一般質問をさせていただきます。 初めの項目は、ソーシャル・キャピタル社会関係資本の充実についてであります。 このソーシャル・キャピタルとは、1993年、アメリカの政治学者ロバート・パットナムによって研究が深められ、住民同士、あるいは組織同士の協調行動を活発化し、互いの信頼関係を深めることによって、社会の効率性を高めることができるとする概念であります。 人間関係を人々の精神的なきずなを強める目に見えない一つの社会資本であるとみなし、人と人とのつながりは社会の有効性や効率性を高める重要な要素であるとする考えで、社会関係資本などと訳され、近年、政治学や社会学、経済学など、さまざまな分野で注目、研究されております。 地域社会において近所づき合いの盛んな地域や相互の信頼関係の高い地域、あるいは社会的活動への参加者が多い地域は、ソーシャル・キャピタルが豊かな地域であると考えられます。このような豊かな人間関係のある地域では、犯罪が少なかったり、失業率が低い、また出生率が高くなるなど、人々の暮らしやすさが高まると考えられております。 ここ数十年の間に、日本では人間関係が希薄化していると言われており、以前は普通に見られた近所同士のつき合いであるとか、地域の助け合いといったものが急速に失われつつあります。こうした地域における人間関係の希薄化は、コミュニティーが従来持っていた機能の低下を招き、それが私たちの安全・安心な生活にさまざまな問題を投げかけております。 2007年度の国民生活白書でも、家族、地域、職場というさまざまなつながりが重要であるという観点から、調査結果が公表されております。 また、地域のつながりの大切さが強調された一例といたしまして、災害時の高齢者の安否確認がよく挙げられます。新潟県中越沖地震では、高齢者の安否確認がスムーズに進んだとは言いがたい状態だったと言われております。例えば、柏崎市にはひとり暮らし高齢者と高齢者だけの世帯を合わせると約9,000人の高齢者がいましたが、発生翌日までに安否が確認できたのは約700人、8%までで、全員の安否確認を終えたのは地震発生から5日後だったそうであります。 一方、昨年3月25日に起きた能登半島地震で最も大きな被害を受けた石川県輪島市門前町では、地震発生後5時間ほどで、約3,600人いるすべての高齢者の安否確認ができております。その理由の一つとして、ひとり暮らし高齢者などを定期的に訪問する地域の見守りネットワークの体制ができていたことが挙げられております。 災害時だけでなく、ふだんから人と人とのつながりをいかにして構築していくか、維持、発展させていくかが、幅広い意味で大切なことだと思います。 そのために、住民同士、地域のさまざまな組織間の交流の機会や場を提供するなど、住民、自治会、ボランティア団体、NPO等の交流をふやすような政策を推進している地方自治体がふえてきております。その目的は相互理解を深め、ソーシャル・キャピタルを豊かにすることにあります。 全国的に見ますと、ソーシャル・キャピタル社会関係資本を高める施策として、静岡県掛川市の生涯学習の先駆的な取り組み、宮城県石巻市の防災と福祉の連携による防災ネットワークの設立、千葉県市川市の市民税の1%で市民と市民をつなぐ仕組み等々、さまざまな取り組みがなされております。特に、さいたま市ではソーシャル・キャピタルの向上に向けた基礎調査を行うなど、政策課題の解決、改善は、ソーシャル・キャピタル向上と両輪で進めていくべきものとして、積極的に取り組んでおります。 今後、策定する施策には、ぜひこのソーシャル・キャピタルの観点を導入してはどうかと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお伺いいたします。 また、地域のさまざまな組織間の交流を促し、ソーシャル・キャピタルを醸成する場として、市民活動の拠点を設置してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。あわせてお答えください。 次に、質問の2番目の項目、環境行政についてに移らせていただきます。 あらかじめ議長のお許しを受けておりますので、ここでパネルを掲示させていただきたいと思います。 本年4月より、ごみの指定収集袋が有料化されました。昨年9月議会に、その議案が提出された際には、家計を直撃する議案だけに、なるべく多くの方の御意見を拝聴しようと地元の皆さんの御意見、また毎月開催しております勉強会でも出席の方々から御意見を伺いました。 賛否両論がありましたが、各家庭から出されるごみの排出量の抑制、それに伴ってごみ処理施設の延命化が図れること、また大変かさばるその他プラスチックは、指定収集袋に入れなくてもよいこと、県内のほとんどの自治体が有料化を実施していることなどから、積極的な賛成論はありませんでしたが、そういうことなら仕方がないかなという意見が大勢を占めたように記憶しております。 その後、私も熟慮の末、有料化に賛成いたしましたが、市民の皆様に新たな負担をお願いした責任上、また有料化の効果の検証、さらには市民の皆様の要望を届ける使命がございますので、昨日の質問と重なりますが、2項目とも通告どおりさせていただきます。 最初の質問は、指定収集袋有料化後の家庭ごみの量についてであります。 有料化に際してのその大きな理由の一つに、家庭ごみの排出量の抑制がありました。この抑制がごみ処理施設の延命につながるわけですが、17年、18年、19年度の家庭ごみの排出量の推移、19年度の4、5月と本年度4、5月の排出量をお示しいただきたいと思います。 次に、ごみ袋に対する市民の皆様の要望でございますが、端的に言えば以前のごみ袋を復活してもらいたいということであります。特に、その要望は大のごみ袋に集中しているように思います。 ここで、先ほども申しましたが、議長のお許しを得ておりますので、県内各市の指定収集袋、大のみでございますが、例示いたします。初めにお示しいたしますのは、坂出市の昨年度までのごみ袋でございます。縦80センチ、横65.5センチでございます。ここでお断りしておきますけれども、これからそれぞれの指定収集袋の縦、横、まちの長さをお示しいたしますが、私が実際にはかった長さでございますので、公式の発表とは多少誤差があるかもしれませんが、御了承をいただきたいと思います。 次に、今年度からの指定収集袋でございます。縦が51センチ、横が46センチ、まち部分は20センチでございます。 次に、こちらの方をごらんください。県内他市の指定収集袋の大をお示しいたします。初めに、丸亀市でございます。縦が80センチ、横が66センチ、まちはありません。1袋40円でございます。次に、東かがわ市です。縦が62センチ、横が60センチ、これもまちはございません。1袋30円でございます。3枚目はさぬき市です。ごらんのように縦が62センチ、横が48センチ、まち部分は20センチあります。1袋は40円でございます。次は、高松市です。縦が60センチ、横が45センチ、まち部分は19センチになっております。1袋40円でございます。次に、善通寺市、縦が60センチ、横が42センチ、まち部分は12センチ、1袋は30円でございます。最後に三豊市でございます。三豊市は縦55センチ、横38センチ、まち部分は20センチ、1袋30円でございます。観音寺市は合併時の取り決め等があり、全市的には指定収集袋は採用しておりませんので、割愛させていただきます。 こうして見てまいりますと、三豊市、善通寺市は坂出市よりも小さ目でございますが、他の4市は坂出市よりも大きくなっております。昨日も同様の質問があり、全国79の類似団体や県内他市のアンケート調査を実施したとの答弁がございましたが、県内に限って言えば大き目の袋が主流でございます。まず初めに、現在の形状、大きさに決定した経緯をお伺いいたします。 次に、新しいごみ袋の容量は大、中、小それぞれ45リットル、30リットル、15リットルでございます。昨年9月の説明では、従来の大のごみ袋の容量は45リットル、新しいごみ袋もまち部分があるので容量に変化はないと伺っておりましたが、ごらんのようにこうして見比べてみますとどう見ても同じには見えません。改めてお伺いいたしますが、旧ごみ袋の容量を大、中、小それぞれお知らせいただきたいと思います。 最後に、この項目の冒頭にも申しましたが、以前のごみ袋、特に大の袋は復活できないかどうか、お伺いいたします。 ここでちょっとこのパネルをしまわせていただきます。 最後の項目は、教育行政についてであります。 初めに、地方教育行政の組織及び運営に関する法律についてお伺いします。 この法律は、都道府県や市町村における教育行政を規定している法律でありますが、このたび大きく改正され、4月より施行されました。 そこで、改正の内容について2点お伺いします。 1点目は、教育委員の人数が弾力化され、教育委員への保護者の選任が義務化されたことについてであります。一般的に保護者とは、幼稚園、小中学校に子供が在籍している親と考えられます。私は、実際に子供を通園、通学させている親が、教育委員になることは大変意義のあることであると思います。人選はいつごろ、どのような方にするのか、お伺いいたします。 2点目でありますが、これは条文をそのまま読ませていただきます。 第27条であります。教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の現状について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするとあります。 これは市民への説明責任を果たすことが主なねらいであると言われておりますが、どのような評価方法を用いるつもりか、また市民への公表の方法はどのようにするのか、お考えをお聞かせください。 質問の最後は、ことし6月に成立した青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律、いわゆる青少年ネット規制法についてであります。 法律制定の目的は、第1条等に示されているとおり、国や地方公共団体は、青少年がインターネットを適切に活用する能力を習得できるよう必要な施策を講じるとともに、効果的な手法の開発、普及のための研究支援及び情報収集などの必要な施策を講じることであります。 具体的には、18歳未満の子供がネット上の有害な情報を閲覧できないようにするため、携帯電話事業者フィルタリングサービスの提供を義務づけ、コンピューターメーカーにはフィルタリングソフトの利用を容易にする措置を講ずるよう義務づけております。 私は個人的には、青少年によるネット犯罪やいじめ等については、法律で規制する前に学校や家庭の教育でできることがあるはずと考えておりますが、初めに、この法律について教育長はどのような感想を持っておられるのか、お伺いいたします。 次に、この法律の目的に掲げられております、青少年がインターネットを適切に活用する能力の習得についてお伺いします。 私は、これまでにも何回かインターネットの利便性と、特にその裏に潜む危険性については、学校できちっとした指導をすべきではないかという提案をしてまいりました。当初は、コンピューターの使用を想定した提案でございましたが、現在は携帯電話を利用したネット接続が急速にふえております。携帯電話を持っている子供にとっては、大げさではなく体の一部と言っていいほどの利用状況であります。規制もある程度は必要かもしれませんが、子供自身が適切に活用する能力を身につけることが第一であり、学校、家庭での的確な指導が重要であります。そのためには、まず携帯電話コンピューターの所有の有無を含めて、その利用実態の把握が急務であると思いますがいかがでしょうか、御所見をお伺いいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。 ○議長(綾宏君) 答弁を求めます。 ◎総務部長野方宏志君) 議長─総務部長 ○議長(綾宏君) 総務部長 野方宏志君              〔総務部長野方宏志君)登壇〕 ◎総務部長野方宏志君) 7番若杉議員ソーシャル・キャピタル社会関係資本の充実についてのうち、協働の町づくりにソーシャル・キャピタルの視点を導入してはとの御質問にお答えを申し上げます。 御質問者の言われますとおり、ソーシャル・キャピタルとは、人々が持つ信頼関係人間関係のことでございまして、これらが豊かな地域は犯罪の発生率も低く、災害にも強いなど、人々の暮らしやすさが高まると言われております。本市では、従来より地域における防災活動を初めといたしまして、高齢者や子育て家庭への支援、環境美化、防犯などにおける地域コミュニティーの使命を重要視し、あらゆる施策の基本になるとの認識のもとで、近隣互助の精神に基づき、助け合いながら生きる地域社会の構築を目指しております。 近年では、地域における自主防災組織の結成等の防災活動を初めとして、巡回パトロールや見守り活動による防犯対策などで、地域コミュニティーが形成されつつあるところでもございます。 その一方で、自治会への加入率が昭和57年度の87%から年々低下し、平成18年度には74%となっているのも事実でありまして、こうしたことへの抜本的な対応策がなかなか見当たらない状況にあります。 今後ともこうした現状を認識しつつ、地域活動の中核を担う自治会等を引き続き積極的に支援し、また施策実施の際におきましても、こうしたことに十分意を払い、豊かな地域社会づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、市民活動拠点づくりについての御質問にお答え申し上げます。 市民活動の場といたしましては、現在社会福祉協議会中央公民館、また地区公民館や地域の集会所等が利用されており、自治会や婦人会、また地区社会福祉協議会などの地域の関係団体の話し合いや活動の拠点となっております。市民活動の拠点として、既存の公共施設等のさらなる有効活用を図っていただくということで、新規の施設建設等については現在予定はいたしておりません。 以上でございます。 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 議長─環境経済部長 ○議長(綾宏君) 環境経済部長 大野喜美雄君              〔環境経済部長大野喜美雄君)登壇〕 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 7番若杉議員環境行政についての御質問のうち、指定収集袋有料化後の家庭ごみの量についてお答えいたします。 平成17年度から19年度までの家庭ごみの排出量の推移でございますが、直営並びに委託業者による収集量は、ほとんど1万2,000トン前後で推移をいたしております。 なお、有料化による前年同月比につきましては、昨日14番吉田議員に御答弁申し上げたとおりでございます。 次に、指定収集袋に対する市民要望の御質問のうち、従来のごみ袋の容量でございます。形状が筒状の平袋でありますことから、容易に体積を求めることが難しいものがあります。現在の有料袋よりは、容量が多いものであります。ちなみに、従来の可燃ごみ袋は縦80センチ、横65センチ、黄色の不燃ごみ袋は縦80センチ、横60センチ、緑色のその他プラスチック袋につきましては縦90センチ、横65センチでございます。 なお、大きさの決定の経緯並びにごみ袋復活についての御質問につきましては、昨日14番吉田議員に御答弁申し上げたとおりでございます。 以上でございます。 ◎教育長(横井武雄君) 議長─教育長 ○議長(綾宏君) 教育長 横井武雄君              〔教育長(横井武雄君)登壇〕 ◎教育長(横井武雄君) 7番若杉議員教育行政についての御質問にお答えいたします。 まず、教育委員への保護者の選任についてであります。 地方教育行政法の改正により、教育委員の数の弾力化を図るとともに、保護者の選任が義務化されたところであります。 選任に当たりましては、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有する者とされております。また、教育委員会に保護者や地域住民の意向をより一層的確に反映できるよう、年齢、性別、職業等に偏りが生じないよう配慮する必要もあります。こうした諸条件を考慮しながら、人選作業を行い、本年9月の改選時に任命できるよう進めてまいります。 次に、教育委員会活動状況の点検、評価についてであります。 教育委員会は、その権限に属する事務の管理及び執行状況について、点検、評価を行わなければならないこと、その際には教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものと改正法に定められております。また、その評価方法につきましては、具体的な点検、評価項目や議会への報告書様式等について、国が定めた基準はございません。各教育委員会が実情を踏まえ、みずから決定することとなっております。 本市におきましては、教育委員会の責任の明確化と体制充実を図るため、今年度中の活動状況についての点検、評価から実施いたしたく、現在先進都市の事例等について調査研究を進めているところであります。 また、公表の方法につきましては、報告書を作成し、議会に報告した後、ホームページ等への掲載や教育委員会窓口での閲覧等を検討しております。 次に、先日成立した青少年ネット規制法について、どのような感想を持っておるかということでございますけども、最近の10年間は特にインターネットが急速に普及し、ネット上では膨大な情報がやりとりされており、パソコンや携帯電話インターネット網、そして携帯電話会社やプロバイダーがかかわっています。使い方によっては、大変便利な情報ツールではありますが、有害情報も数知れず潜んでおり、無料のゲームサイトから知らないうちに出会い系サイトつながり、犯罪被害に遭う子供が増加するなど、出会い系サイトをきっかけに年間1,000人以上の子供たちが事件に巻き込まれているとも言われております。これらの有害情報から子供たちを守ろうとする世論の高まりを受け、この法律が成立したものと理解しております。 この法律に対しては、有害情報を国が規定していることや事業者の登録制という形で国が関与する余地があり、表現の自由への悪影響があるとしてメディア業界等の反発があります。また、罰則規定が盛り込まれていないことから、強制力がなく、事態が何も変わらないという懸念や批判もあります。しかしながら、子供たちネット犯罪から守るために一定の規制や対策は必要ではないかと思っております。 法律でも3年以内に見直すとしていますが、状況をよりよく改善するための議論は今後とも不可欠でありますし、利便性と危険性が裏腹のこのネット技術に、親や大人が子供とどう向き合うかが試されている問題ではないかと考えています。 次に、携帯電話コンピューター利用実態の把握についてであります。 法律による規制だけでは万全とは言えません。御質問者が述べられましたように、子供たち自身が適切に活用する能力を身につけることが重要なかぎを握っていると考えています。 青少年ネット規制法にも、国及び地方公共団体が、青少年のインターネットを適切に活用する能力を習得することができるよう学校教育社会教育及び家庭教育において必要な施策を講じることや研究支援情報収集及び提供等の施策を講じるものとすると規定されております。 既に、学校現場におきましては、日本PTA全国協議会等が行っている携帯電話利用状況調査結果を参考にしているほか、一部学校では独自調査を実施し、学校における指導に生かしております。また、坂出警察署との連携の中で、坂出市PTA連絡協議会青少年健全育成町民会議を中心に、ネット犯罪から子供たちを守る取り組みがなされております。 今後、法律の施行に伴う地方公共団体が果たすべき具体的役割を把握するとともに、御指摘の携帯電話やパソコンの利用実態等の調査方法も含め、適切な対応ができるよう検討してまいります。 以上でございます。 ◆7番(若杉輝久君) 議長─7番 ○議長(綾宏君) 7番 若杉輝久君              〔7番(若杉輝久君)登壇〕 ◆7番(若杉輝久君) 再質問をさせていただきます。 まず、ソーシャル・キャピタル社会関係資本の充実についてでございますけれども、現在さまざまな取り組みが行われており、これからも積極的に人と人とのかかわり、あるいは信頼関係を築くための行動をとっていくという積極的な御答弁ととらえさせていただきます。 また、市民活動拠点づくりにつきましては、これは今公民館等があるというような答弁でございましたけれども、これは市といいますか、自治体によりましてはきちっと各ボランティア団体であるとか、またサークルであるとか、そういう方々が、例えば会の運営に必要な書類等を作成できるよう、または各組織の方々が懇談ができるような場所を設けておるところもございます。そのかかわり合いの中で、お互いの信頼関係、コミュニケーション、あるいはソーシャル・キャピタルが醸成できると考えられますので、この点につきましては引き続き御検討をよろしくお願いいたします。 また、教育行政につきましては、これは私、今までも何回も現状認識のためにアンケートをという提案をしてまいりましたけれども、きょうは一歩踏み込みました御答弁だと感じております。今まだ坂出市ではこういうネットを使った犯罪被害は起こってないようでございますけれども、これ以降、起こらないとも限りませんので、ぜひともそういう危機感、緊張感を持って取り組んでいただきたいと思います。 環境行政についてでございます。すべて昨日の答弁のとおりということでございました。昨日の答弁でございますけれども、私、昨日答弁を伺いながらメモをとりましたけれども、容量についてはごみの排出抑制を基本としてという答弁でございました。排出量を抑制ということでございますけれども、きのう、あるいはきょうの答弁でもあったように、現実的には排出量は減少しております。昨日の答弁によりますと、可燃ごみは昨年の同期と比べまして7%の減少と、その他プラスチックは6%増加していると。分別が促進され、ごみの排出抑制が図られてきているものと考えられると、これが昨日の答弁でございました。 今、現実にこういうふうに排出量が減少していると。今市民の皆さんが使っている袋というのは、地元のごみステーションを見てもわかりますけれども、ほとんどが旧のごみ袋でございます。新しいごみ袋になったから減少しているのではないのではないかと思います。以前からなじみのある、市民の皆さんが使い勝手がよいと感じているごみ袋でも、十分排出抑制はできるのではないかと考えます。また、担当の環境経済委員会でも委員の皆様の総意として、ごみ袋の大きさを検討するよう要望があったと伺っております。今議会におきましても、多くの議員が質問に取り上げております。それだけ市民要望が大きいということでございます。 にもかかわらず、答弁は、これは昨日の答弁でございますけれども、容量についてはごみの排出抑制を基本として、核家族化の進展や高齢者の世帯、またひとり世帯の増加を考慮して決めたと。全国的にもこうした容量が主流となっていると。有料化実施後、従来の地区衛生組織のあっせん袋との比較から、値段が高い、容量が小さい、使い勝手が悪い、今までのごみ袋の形状にしてもらえないか等々の意見が寄せられているが、有料化実施の趣旨を説明する中で御理解をいただいているとの昨日の答弁でございます。 これは、もう検討の余地はないと、現状のままでいくということであろうと私は理解いたしました。これほどの市民要望が多い中、現状のままでいくというのは相当強い御決意があろうかと思います。 ほかの議員の皆様も同じとは思いますけれども、私のところへの要望でも有料化がけしからんというような意見は、ごく少数でございました。今、さまざまな出費がかさむ中、こういう有料化がけしからんというおしかりが少ないということは、坂出市の環境行政に対する市民の皆様の最大の御理解、御協力であると感じております。ただ、ごみ袋の使い勝手が悪いということだけでございます。きのう吉田議員も触れられておりましたが、日ごろのごみ収集の御苦労、また有料化の理解を得るまでの御努力には敬意を表しますけれども、要望があるのも事実でございます。検討の余地があるのかないのか、この1点だけ再質問をさせていただきたいと思います。
    環境経済部長大野喜美雄君) 議長─環境経済部長 ○議長(綾宏君) 環境経済部長 大野喜美雄君              〔環境経済部長大野喜美雄君)登壇〕 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 7番若杉議員環境行政についての再質問に御答弁申し上げます。 この4月1日から施行したわけでございます。2カ月余が過ぎたわけでございますが、まだ現在従来の袋が多々出ているのも事実でございます。この9月30日をもって新しい有料袋にかわってまいります。そういうのを踏まえまして、研究もしてまいりたいと存じます。 ◆7番(若杉輝久君) 議長─7番 ○議長(綾宏君) 7番 若杉輝久君              〔7番(若杉輝久君)登壇〕 ◆7番(若杉輝久君) ただいま研究するということでございました。昨日、教育長から恕の心、思いやりの心というお話がございましたので、これ以上答弁を求めませんけれども、ごみ袋という小さなことかもしれませんけれども、こういうことが積み重なって市民の皆様の坂出市に対するイメージといいますか、暮らしやすい坂出市だと、こういうことが積み重なっていくと思いますので、ぜひこれ以降、ごみ袋のサイズに対して御一考をいただきますよう要望いたしまして、強く要望いたしまして、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(綾宏君) 次、5番錦美弥子君の質問を許します。 ◆5番(錦美弥子君) 議長─5番 ○議長(綾宏君) 5番 錦 美弥子君              〔5番(錦美弥子君)登壇〕 ◆5番(錦美弥子君) おはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、同志会の一員といたしまして平成20年6月定例会の一般質問をさせていただきます。 昨年4月に市民の皆様方に大変お世話になりまして、市議会に送り出していただきました。本当にありがとうございました。 今、ここに登壇いたしまして、初めての一般質問をさせていただきますが、市民の代表、女性の代表という重責を改めて強く感じているところでございます。常に初心を忘れず、住みよい、そして人に優しい町づくりを目指し邁進していきたいと考えております。皆様、今後ともどうぞよろしく御指導ください。 私は、常に生活者の視点に立って議員活動をしていきたいと考えておりますので、そういう視点に立っての質問になろうかと思います。よろしくお願いいたします。 さて、本年は瀬戸大橋開通20周年に当たる記念すべき年でもあります。この瀬戸大橋は私たちの生活を大きく変えてくれました。瀬戸大橋を走るマリンライナーは、43分で岡山駅に私たちを運んでくれます。瀬戸大橋を通って、そして新幹線を利用すれば大阪へは1時間45分、東京へは4時間10分と日帰りも可能になっています。瀬戸内3橋時代と言われる昨今、瀬戸大橋は唯一、道路鉄道併用橋としての利便性を誇っております。その瀬戸大橋についての質問から入らせていただきます。 質問1としまして、20歳の誕生日を迎えた瀬戸大橋とさせていただきました。 私たちは瀬戸大橋の開通で本当にたくさんの恩恵を授かり、その生活は大きく変わったと思います。市長にとって、一番大きく変わったとお考えになられることはどのようなことでしょうか、まずお伺いしたいと思います。 そして、2点目の質問です。瀬戸大橋をもっと我々市民の身近な橋にということとで、2点ほど質問いたします。 1兆1,300億円の費用をかけたこのような国家的大プロジェクトが、今後坂出市を中心に繰り広げられることは将来的にないと言っても過言でないと思います。このような本市のすばらしい資産である瀬戸大橋を、もっと市民に身近なものにすることはできないのでしょうか。 瀬戸大橋にちなんだものとして私の頭に浮かんできますのは、瀬戸大橋記念公園、さかいで大橋まつりぐらいです。以前には橋の美術展などがあったように思いますが、架橋20周年ということもあり、瀬戸大橋を我々市民に身近な橋とするためにも、橋を題材としたイベントの実施はできないものでしょうか。 今、20歳以下の子供たちにとって、瀬戸大橋は生まれたときからある橋、当たり前の橋でございます。そして、瀬戸内の島々に行く機会もほとんどありません。与島につきましては、パーキングエリアに駐車をすれば島内を自由に見て回れますが、岩黒、櫃石につきましては、通行カードがないと車ではおりられないのが現状であります。本市のこれらの島々には、私は祖母や親から石切り場の島としての歴史や咸臨丸、塩飽水軍の歴史、そういう話を聞いて育ちましたが、すばらしい遺跡、史跡があり、そして何より穏やかな瀬戸内の景色が今でも残されております。私は、こういう島々が、坂出市の子供たちにとって豊かな感性をはぐくむすばらしい機会だと思います。そして、ぜひ一度は子供たちに訪れてほしいと願う場所です。 そこで、質問いたします。 ふるさと教育として、総合学習や遠足など、学校教育の場で島嶼部へ子供たちが訪れる機会をつくれないのでしょうか、お伺いいたします。 2点目として、通行料金値下げなど、市民が瀬戸大橋を気軽に利用できる制度の実現はできないかということをお伺いいたします。 私は、瀬戸大橋がもっと気軽に利用できて、身近な橋になることを望んでおります。通行料金が本当に手ごろな料金になれば一番いいのだと思いますが、また過去に100万人の署名運動も行われましたが、なかなか現状は難しいようです。そして、特別料金も設定されておりまして、以前よりは少しは安くなっていますが、十分ではありません。そこで、瀬戸大橋を利用して市民の皆さんが、与島、岩黒島や櫃石島へ気楽に行けるシステムが実現できないものか、お伺いいたします。 それでは、2項目めといたしまして、新聞・ニュースで報道される市民の関心事の質問をさせていただきます。 まず1点目、医療制度についてということでお伺いいたします。 テレビのスイッチを入れると、報道番組やニュースなどで後期高齢者医療制度のことが本当に毎日話題になっております。私も勉強させていただきました。少しだと思います、十分ではないと思いますけれども、この後期高齢者医療制度を勉強しまして、この4月から制度が変わりましたが、この制度の前、もともとは75歳以上の方を対象にした老人保健制度がありました。この制度は、だれもが健やかな老後を送ることを目指したものでした。老人医療費をみんなで公平に負担して、安定的な老人に対する医療を目的にした制度でした。その財源は、健保組合、共済組合、国民健康保険などのすべての保険者が共同で費用を負担して、そして市町村が運営をしていました。2分の1は国や地方公共団体も負担していました。しかし、各保険者が共同で費用を負担する拠出金が各保険者の財政を大きく圧迫し、このままではすべての保険者が赤字になり、医療制度が破綻しかねない。そこで、長い年月をかけて新しい医療制度を検討し、そして実施されたのが今回の後期高齢者医療制度だと認識しております。 老人保健制度と後期高齢者医療制度との違いはどこにあるのでしょうか。市長は中医協の委員もされており、医療制度には精通されていらっしゃると思います。今後ますます進んでいく少子高齢社会で、望ましい医療制度についてどう考えているのか、お伺いさせていただきます。 次に、国民の負担についてお伺いいたします。 国政の話ではございますが、年金制度、社会保障制度を維持するには国民の負担は本当に不可欠であります。しかし、現在の国の借金は800兆円を超えており、国民1人当たりの借金は600万円以上になっております。なぜこういった状況になってしまったのか、市長のお考えをお聞きします。 それから、国民負担率について考えてみますと、国民負担率とは、租税と社会保障の合計の国民所得に占める割合です。国際的に比較しますと、国民負担率が日本は2008年度、40.1%、他の国は2005年度のデータでちょっと古いんですが、アメリカが34.5%、イギリスは48.3%、ドイツは51.7%、フランスは62.2%、スウェーデンは70.7%ということです。アメリカは御案内のように公的医療保険がなくて、日本よりやや低くなっています。しかし、日本も国民負担率が低いと喜んではいられないのではないでしょうか。現在の国民負担率では、財政赤字が結局は800兆円を超えて、今後もふえ続けます。 ここでお聞きしたいのが、今後のこの年金や社会保障を維持していくとすれば、日本は国民負担率をイギリスやドイツ並みの50%程度を目指していかなければならないのではないでしょうか。着地点がどの程度なのか、我々市民ははっきりとわかりません。市長は、国の情報などをお持ちでいらっしゃると思いますし、社会保障のあり方に精通されていらっしゃると思います。市民が安心して生活を送ることのできる水準を保つには、国民負担率はどの程度が必要であると想定されていらっしゃるのか、お教え願いたいと思います。 仮に、ヨーロッパではそれほど負担率が高くないイギリスやドイツ並みにしようとしても、現在よりも10%以上の負担が必要になってきます。そのときに財政の問題があると思いますが、国はどこにその財源を求めていこうとしているのか、あわせてお伺いいたします。 3点目といたしまして、一番私たち母親、保護者、市民が関心がございます、先ほども出ておりました子供を巻き込んだ犯罪を防ぐためにということで、関心事として取り上げさせていただきました。 最近、本当に子供たちに関係する、先ほどもありましたがネット、それもありますし、殺傷事件、考えられないような極めて凶悪な事件が本当に毎日のように起こっております。日本では常に安心だ、安全だと思って生活をしてきた私たちですが、いつ自分たちがそういう事件に巻き込まれるのかわからない時代になってしまいました。日本のよさは、常に安全・安心で、生活できるという治安のよさであったはずです。また、最近特に、出会い系サイト絡みの事件がニュースで報道されない日はないと言ってもいいぐらいです。出会い系サイト携帯電話の普及に伴い子供たちの巻き込まれる事件が日々、頻繁に起きております。 私も一員でありました坂出市PTA連絡協議会母親部会では、4年前の、本当にまだ社会が関心を持っていないころから、保護者たちはどうすれば子供たちをこのネット社会から守れるのかということで、随分母親たちは危惧し、そして語り合ってまいりました。そして、ようやく政府が教育再生懇談会を5月26日に首相官邸で会合を開き、有害情報から子供を守るために小中学生に携帯電話を持たせることのないように、保護者や教育関係者が協力することを盛り込みました第1次報告をまとめ、福田首相に提出したという報道が流れました。果たして、これほど普及してきた携帯電話子供たちに所持させないことが実現可能なのか、それだけでよいのか、本当に携帯電話犯罪がこれだけ起こっている以上、何らかの対策はとらなければならないと思います。 さらに、先日、18歳未満の子供をインターネットの有害サイトから守る青少年への有害インターネット情報規制法、有害サイト規制法案が、今月11日午前の参議院本会議で賛成多数で可決、成立し、携帯電話会社に子供が有害情報を閲覧できないようにするフィルタリング、閲覧制限サービスの提供、パソコンメーカーにフィルタリングソフトの組み込みを義務づける、ただし罰則は設けないなど、国においてもやっと対策が講じられているところでございます。 さて、本市においては、そのような状況の中、携帯電話、有害サイトに対し、現在どういう対策をとられているのか、そしてまた今後の考えをお伺いいたします。 次にまいらせていただきます。 3項目めといたしまして、市民にとって便利な坂出市役所づくりはということで、2点ほど質問させていただきます。 1点目は、子供行政等の一元化でございます。 母親がそんなに多くは市役所に来るということはないですけれども、保育所のことならば社会福祉課、幼稚園や学校のことならば教育委員会学校教育課、子供会のことであれば社会教育課、健診や予防接種、乳児のことであれば保健課といったように、多くの課に分かれております。一市民の若い親たちには、わかりにくいのが本当のところの現状でございます。子供を持つ若いお母さん、親たちが、気楽に市役所で子育ての相談ができる窓口の一元化ができないものか、そしてそれよりさらに一歩進め、何より子供に関することを行政が、各課が連携して一手に引き受けられる子供課のようなものが、将来の坂出市を担う子供たちを育てるという子供課というものを設ける機構の改革はできないのか、お伺いいたします。 2点目といたしまして、歴史・文化・観光行政の一元化ということをお伺いいたします。 坂出市は、私も生まれ育ちましたが、古い歴史と文化の町だと誇っております。古くは国造となった讃留霊王の悪魚退治など、昔から私も聞いたことがあるんですが、多くの伝説が残っております。そして、万葉集では香川県が詠まれているのは、あの有名な柿本人麻呂が沙弥島で「玉藻よし讃岐の国は国柄か」と詠んだ万葉集の一首、そしてもう一首、軍王が白峰から「霞立つ」と詠んだ塩焼きの歌がございます。本当にこれはすばらしい坂出の財産で、2人合わせて長歌で2首、反歌もありますけれども、2つ合わせてすべて当時の坂出市で詠まれたものです。またその後、12世紀には保元の乱に敗れて御配流になられた崇徳天皇の若き日の歌の友であった西行法師も供養に来られ、王越町や青海町には多くの歴史が刻み込まれています。19世紀にもヨーロッパのナポレオン式銃にまさるとも劣らない久米式銃を発明した江戸時代の偉大な発明家、久米栄左衛門が、坂出市に日本一の塩田を墾田されました。 このように坂出市は歴史と文化には事欠きません。ぜひこのすばらしい坂出の歴史、文化を生かし、観光行政に今以上に取り組んでいかれる必要があるのではないかと思いますが、お考えをお伺いします。 次に、4番目に入らせていただきます。 坂出市の家計簿はということで、財政力についてお伺いいたします。3点ほどお伺いいたします。 地方財政は非常に厳しい、これからもっとさらに厳しくなると言われております。18年度のデータで、坂出市の財政力指数は県下8市の中では一番高い0.871と聞いております。市民の皆さんは、恐らく本市が県下で一番財政力があるということは御存じないのではないでしょうか。そこで、本市の19年度の財政力指数がどうなっているのか、またそれが県下の市の中でどの位置にいるのか、あわせてお伺いします。 次に、財政力があるのに厳しい理由をお伺いいたします。 本市の財政力が県下で1番なのに、どうして財政が苦しいのでしょうか。さまざまな理由が考えられると思いますが、市民の皆さんが十分に理解できるように御説明いただきたいと思います。 そして、3点目として財政の見通しということで、財政力指数が高いのとは反対に実質公債費比率や毎月確実に支払わなければならない人件費、扶助費や公債費などの固定的に支出される経費の一般財源に占める割合である経常収支比率が高くなっております。平成18年度末一般会計で約232億円ある市債残高を減少させることは、大変重要なことだと思います。一般会計の市債残高を2010年代の早い時期までに200億円を下回ることを目標にしているということをお伺いしましたけれども、その見通しはいかがでしょうか。 最近、番の州に立地してる複数の企業の設備投資、増設が進んでいるなど、明るいニュースも聞こえてまいっております。今後の本市の財政の見通しについてお答え願います。 5点目といたしまして、住みよい町づくりということで2点ほどお伺いします。 1点目は、昨日から質問が続いておりますが、吉田議員以来続いておりますごみ袋の大きさのことでございますが、本当に私たち主婦の声も大きいということで、ここでお願いしておきます。 そして、2点目としまして、今回のごみ処理の有料化に伴う問題と環境教育ということで、環境教育についてお伺いいたします。 ごみの有料化ということは、家庭のごみを減らし、ごみ処理施設の延命化、地球温暖化を防ぐことを考える本当にいい機会だと思います。ごみを減らすことは、私たちがきょうから家庭でもできる温暖化対策であり、地球の環境をよくする一歩であると思っております。 子供が親とごみ問題を一緒に考え、実践することができれば、私はそれは最もすばらしい環境教育であり、小さい子供のときから習慣づけることができ、将来の住みよい町づくりにつながっていくと思います。ごみに対し、関心を持ってもらい、減量化を親子で実践するような働きかけが現実に行われているのでしょうか、その環境教育についてお伺いいたします。 次に、6点目といたしまして、市民の声を市政にということでお尋ねをいたします。 2点ほどお尋ねいたします。 1点目は、市長は常日ごろより各種団体や校区の会に出席なさり、市民の皆さんと直接語られていらっしゃるということは十分承知しております。 私自身も市の第4次総合計画基本構想策定の前段で行われました子育て世代の意見を聞く会に参加させていただきました。その折、市長並びに職員の皆さんから市の財政や行財政改革などについて直接説明を受けまして、また意見交換をさせていただきました。このような機会が若い世代の市民の方々にあれば、市民としての義務を改めて考えたり、認識したり、町づくりに対して問題意識を持つような市民が生まれてくるのではないのかなと感じました。 そこで、お伺いいたします。 町づくりに対して積極的で、関心を持つ若い世代の市民をふやすためにも、ぜひとも未来の活力ある坂出の町づくりの担い手を育てるためにも、直接市長が若い世代と語る場、意見を聞く機会を設けていただきたいと思うのですが、御見解をお伺いします。 2点目といたしまして、女性ヤングリーダーの養成ということでお伺いします。 このヤングという言葉は、意味として若い世代ということにさせていただきます。 私ごとでございますが、私の幼いころは当時、集会所がなく、我が家で婦人会の会合が開かれて、私は地域で活躍する女性の先輩を身近に目にしながら、感じながら育ってまいりました。私が地域活動に参加してきまして、現在この立場に、ここに立たせていただいているというのもその影響が大きいと感じております。 現在も各種女性団体や個人、女性の皆さんが本当に地域で活躍し、活動してくださっています。そうした女性の皆さんの地域活動によって、地域が大変活性化している面も大きいと言えるのではないでしょうか。私は、本当にその先輩方、女性の皆さんに日々畏敬の念を持っております。 私も民生児童委員、市のPTA母親部会、児童館母親クラブなどさまざまな地域活動をさせていただきましたが、最近、核家族化の進行、女性の社会進出、価値観の多様化など、地域活動への女性の参加者が減少傾向にあります。そしてまた、リーダーになることをためらう、あるいは避けてる人がふえていると感じております。町づくりに女性の視点や感性は大変重要であり、男女共同参画の時代を迎えた今、地域社会において女性の力がますます必要となっていくと私は思います。そして、協働による町づくりを鋭意推進している本市においては、市の将来あるべき姿を考えていくためにも、女性の意見を聞き、反映させていくことは大変有意義かつ有効であると考えますが、なかなか自分の意見を表で積極的に言える女性はおりません。 そこでお伺いいたしますが、本市の次代を支え、担う女性ヤングリーダーを養成する機会、場を設けてはいかがでしょうか、お考えをお伺いいたします。 7点目に、さかいで大橋まつりについてお伺いいたします。 坂出市の夏の最も大きなイベントでありますさかいで大橋まつりについてお伺いいたします。 さかいで大橋まつりは、市民が本当に大変楽しみにしている、そして坂出市にとって大切な夏の祭りです。私も日舞協会の一員としまして、祭り前になりますと毎年市から依頼を受けまして、各校区連や企業連などへ踊りの指導に行かせていただいております。そして、皆さんと一緒に練習し、何度も踊っていますと、次第にその連、その連で一つの輪、さまざまな世代の皆さんが、また企業では同じ職場の皆さんが、一つの目的に向かって一つの輪、きずながつくられていくなというのを最近肌で感じるようになりました。坂出小唄の踊りを通して一つの連帯感が生まれます。 私の幼いころは、坂出港まつり、また坂出まつりに名称を変更してからは、坂出みなとばやしの踊りを一本に絞って、町を踊り一色に塗りつぶしていました。港祭りだ、皆出てこい、このフレーズは、今でも40代以上の市民の皆さんには、心か体に残っているのではないでしょうか。当時は、学校の運動会などでも踊っておりました。坂出が港の恩恵を受けたことも体と心にしみ込んでいる気がいたします。 しかし、残念ながら、私は最近総踊りの演出について盛り上がりや華やかさが足りていないのではないかと感じております。昔の祭りはもっと心や体が躍動し、充実感があり、盛り上がりがあったように思います。飛び入り歓迎で、もとのリズムの坂出小唄を踊る時間をつくったり、またステージをつくってステージで踊るという、そういう考えも私の案の一つであります。 そこで、総踊りの全体の演出に対して新たな試みを考えてみてはどうでしょうか、原点に戻ってはどうでしょうか、お考えをお伺いいたします。 8点目といたしまして、坂出のお国自慢と豊かな心、文化の町づくりということで3点ほどお伺いいたします。 市長は、成人式で新成人への祝辞の中で、自分は機会あるごとに故郷の貝殻節を歌い、ふるさとを思っている、皆さんも学校を卒業して就職し、社会人になってどこかへ転勤になっても、折に触れふるさとの坂出小唄を歌ってふるさとを思い、そして広め、親しんで欲しいというような趣旨のお話をここ数年、お話ししていらっしゃいます。私は、本当にそのことはふるさとにとっても子供にとっても非常に大事なことだと思います。 坂出市の出身者が、子供のころから歌や踊り、伝統的な文化に触れ、大人になっても故郷の民謡を歌う、民謡を踊ることができる、そうすれば坂出市をPRしてもらえる親善大使になってもらえるのではないでしょうか。 そこで、これからの子供たちにぜひとも学校の運動会などを初めとするさまざまな機会で、坂出小唄や塩田小唄を習得してもらう機会を設けて、将来には坂出市の親善大使として活躍してもらえれば、本市のすばらしいアピールになると思いますが、お考えをお聞かせください。 2点目にまいります。 先日、高松のサンポートで麺フェスタが開催されました。多くの人々でにぎわいました。うどんのルーツがどこなのか、中国まで調査団が行ったと報道されていましたが、讃岐人はうどんが好き、また日本のどこで一番最初にうどんがつくられたのかも重要であるかもしれませんが、それ以上にうどんがまだ香川県では大きな存在ということを認識いたしました。 そして、坂出市でも大変古くからうどんがつくられていたという、粉をつくられていたということがあります。と申しますのが、昭和30年代には県内に四十数カ所の製粉会社がございましたが、県下で現在3カ所しかない地元の製粉会社のうち、2カ所が坂出市内にございます。また、戦前から日清製粉坂出工場もあります。7万トンの粉を現在も生産しているということでございます。そして、府中綾川沿いでは古くから水車製粉があり、製粉業が盛んだったということです。このことからも、坂出は県内屈指の小麦どころであったと言えます。こうした地元の産業や食文化をもう一度見詰め直すとともに、新たな町おこしとして、現在でも全国的にも有名なうどん屋さんが数多く坂出にもございますが、市内のうどん屋さんが一堂に会するうどんフェスタを提唱したいと思いますが、いかがでしょうか。市外から、また県外からも多くの人たちに来てもらえるのではないでしょうか。町の活性化につながるのではないでしょうか、お伺いいたします。 そして、3点目といたしまして、食の安全に関するニュースが最近大変多く報道されております。国民を不安に陥れた食の安全問題は、中国からの輸入問題から端を発しましたが、その対策として、また食育の観点からも、地元でとれた食材を地元で消費する地産地消の推進が提唱されています。学校給食でよく質問がされておりますが、もちろん学校では今以上に推し進めていただきたいのですが、それと同時に家庭の食事においても推進していただきたいと思います。 市内でも府中、林田、松山地区などでは常設の産直店が運営されておりまして、大勢の人々が買い物をしております。そこで、主婦の提案なんですが、駅前広場で定期的に日曜の朝市のような産直が実施できないものでしょうか、お伺いいたします。 最後に、9項目めといたしまして、家庭の日と家族の日ということについてお伺いいたします。 現在、毎月第3日曜日が家庭の日と定められていますが、それほど県民や市民の皆様には浸透していないように思います。家庭の日運動は、昭和30年になりますが、鹿児島県にある人口約5,200人の小さな町で産声を上げました。町の地域公民館長の研修で、親子のきずなの大切さ、それを支える家庭の重要さの見直しが問題となり、そしてそれに当時はほとんど休みがとれなかった農家の人たちに、休みをとれるようにしようという考えが起こり、こうしてそれぞれの家庭の日を大切にというスローガンと農業従事者の休息日という考えとが一緒になって生まれたのが家庭の日でございます。 その後、昭和39年後半から40年にかけて、青少年の非行が急増しまして、全国的な問題となったため、昭和41年5月に青少年育成国民会議が発足し、家庭の日運動を全国的に広げる方針が決定されました。 その後、現在まで家庭の日というのは続いております。よく育成センターとか県民運動とか、チラシを見ますとその中に文言としては残っておりますが、現在のところ浸透していないのが現状でございます。本市においての取り組みはいかがでしょうか、お伺いいたします。 次に、内閣府で定められた家族の日についてお伺いいたします。 家族の日とは、国の今最先端の少子化対策の取り組み、施策の一つでございます。少しここで説明させていただきます。 私は、昨年秋、自由民主党女性局全国女性議員研修会に参加する機会をいただきました。その折、上川少子化担当大臣より直接お話を伺いました。少子高齢化が急速に進行している今、安心して子供を産み育てることのできる環境の整備や社会全体で働き方の改革を通した仕事と生活の推進など、少子化対策をさらに効果的、総合的に推進していくことが求められているということで、少子化対策を総合的に考える政策として、昨年、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議というのが行われまして、その中で家族・地域のきずなを再生する国民運動を展開するということが取りまとめられました。そして、昨年の11月に初めて、この運動を推進するために家族の日を制定しました。 内閣府では、平成19年度から11月の第3日曜日を家族の日、その前後各1週間を家族の週間と定め、この期間を中心として家族・地域のきずなを再生する国民運動を実施していくことになりました。ちなみに、平成20年度では、家族の日は11月16日、家族の週間は11月9日から22日になります。どんな小さな運動でもいいので、自治体で広めてほしいと大臣の方からお話を伺いました。 秋葉原無差別殺傷事件、親子の殺傷事件が本当に最近毎日のように起こり、本当に最近の家庭のあり方、家族のあり方、きずなの破綻は目に余るものがあると皆様お感じではないでしょうか。こういう時期にこそ、市民の皆さんに家族について考える機会を提供するということは、非常に大切なことだと思います。家族の日は、昨年制定されたものですので、まだ活動は十分ではないと思いますが、家族を見詰め直し、そして改めて考える機会として、本市独自の家族の日の制定を要望いたします。 以上で私の1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(綾宏君) 答弁を求めます。 ◎市長(松浦稔明君) 議長─市長 ○議長(綾宏君) 市長 松浦稔明君              〔市長(松浦稔明君)登壇〕 ◎市長(松浦稔明君) 5番錦議員の御質問にお答えをいたします。 女性のリーダーを育てると、こういうことでございますから、私も立派なリーダーに御質問を受けましたんで、できるだけ答弁をさせていただこうと思います。 それと質問通告を受けて勉強会をしたときには、そんなに私が答える問題はないなと思っておりましたけども、実際に質問を聞いてみるとかなり私に関連したこともございますから、順を追って御答弁を申し上げようと思います。 まず、瀬戸大橋からの贈り物と、こういうことであります。本市への影響はどういうことだったかということでありますが、これは皆さんそれぞれ考え方があると思いますが、私、市民の皆さんにこれ問いかけたいんです、本当にどうだったんでしょうね、この瀬戸大橋というのは。私の個人的な思いは、旅行するときは大変便利になったと、こういう考え方を持っております。ただ、市長として考えますと、これはちょっと、この瀬戸大橋というのは大いに疑問を感じるんですね。20周年で式典があった後で、私インタビューを受けたんです、四国新聞の。そのときに、いろんな人がインタビューを受けて、4人の、これ四国新聞に記事が出ました。地元はどう言ってるかというと、もっと利用しやすくしろと。特に、榊会頭さんは宝の持ちぐされになると、私も全くそのとおりに思ったんです。ただ、私がこういう言い方をしますと、それが新聞にばっと書かれますとちょっと刺激的だから、多少緩く調整をして、この四国新聞の記者さんが書いてくれたんです、これ。それでも、利用しやすい環境の整備をと。で、私、この瀬戸大橋20周年で感想を聞かれたときに、こういうことを大体言っておりました。本州から高校生が若干通学をするようになったと、それから大学にも通うようになったと。そのほかのことがあんまり表に出てこないんです。1兆1,200億円という巨額のお金を投じて、20年たって出た結果がこれかと、もう本当に寂しい思いがしたんですね。 しかし、国の方の側に立った考え方はそうじゃないんですよ。これだけの橋ができたんだから四国はもっとしっかりしろと、人を呼ぶような仕掛けをつくれと。こんなことをまじめに受け取ってやっていたら、幾らお金があって足りませんよ、これは。それよりはやっぱり商工会議所の榊会頭が筆頭、手を振りかざして100万人の署名運動をやりました。私は、その要望を坂出市の市民としては団結してし続けなきゃならんと、そういうふうに思っております。 島嶼部を見てみますと、本当に悲惨であります。今、島興部の話を御質問者もしておられました。櫃石にも海水浴に行ってたんです、昔は。それが橋がかかって、もう一般の人が泳げなくなった。与島はおりれるけれども、料金が高いもんだから、ああいう悲惨な状況になったと。元気がいいのはどっかの公団の下請の会社の売店だけと、こういうことになってしまうんですね。これじゃ、この坂出の市民は踏みにじられたとしか言いようがないですね。与島なんか、本当に昔の面影は一つもありません。私はこういうところに大いに不満を持って、これからも事あるごとに主張をしていかなきゃいかん、こんなはずじゃなかったと。 それじゃあ、ストロー効果が起こって、出て、かえって坂出市が寂れてしまうと、こういうことをおっしゃる人があるんですが、このことについても私は反論をしております。それは、この本州四国連絡橋というのは、一体どういう目的でかけられたのかと。四国と本州の経済圏、これを一体化するためにかけたんですよ、これは。ところが、料金という大きな壁にぶち当たって、それがうまくいってない。そういうことの中で、私どもはこのストロー効果を恐れていたら、ハイリスクを恐れていたらハイリターンもありません。そのことを恐れずに、どんどんこのパイプが流通するように、そういう姿勢をとっていかなければならない、そういう反論を私はしているんです。ですから、この瀬戸大橋の贈り物は、あまり大した恵みは今のところ、私は感じておらない。個人的には旅行するときに非常に便利になったと、こういうことであります。 それから、医療制度ですね。老人保健制度と後期高齢者医療制度の違い。これは、老人保健制度というのは、昔は70歳からだったですね。70から始まったと思うんですが、それがどんどん高齢者の医療費がふえるもんですから、医療費がかさんで結局70が1年ごとに、あれ何年からですか、71になり72になり73になり74になり75になっちゃった。そういう歴史を持ってるんです。私、きのうもこの医療制度に関して申し上げましたが、今の後期高齢者医療制度は非常に問題点が指摘をされて、悪い悪いという大合唱が起こってるんですが、私はきのうも申し上げたように決して悪い制度ではないと思ってるんですよ。それは、その制度がこのまま続くとも思ってないんです。それはちょうど老人保健制度の対象者が70、71、72と、こうなっていったように、私はその年齢が上がっていくとはあまり思わないんですが、いろいろ消費税論議も出ておるようですから、多分それによってまた税負担とか、そういったものも変わってくるだろうと、こう思っております。 ですから、次にどういう制度が、また理想的な制度かということをお聞きになってますけども、私も確かに中医協の委員はさせていただいておりますけども、詳しくも何ともないんです、私は。ただ、たまたま市立病院とかそういうものがあって、私も勉強する方ですから、ただそういう面では多少意見は持って、意見を申し上げておるんですが、それほど権威だとも思ってませんし、ですからこういったものはむしろこれからの税制論議も考えて、やはり検討していく。その中でどういう制度が生まれてくるかと、こういうことになるんだろうと思います。まさに、これからの政治の本質であろうと思います。 きのう、おとついか、福田総理も消費税を上げなきゃいかんと、これ質問者が御指摘をされましたように、国民負担率とも関係をしてきますから、これ上げなきゃいけません。私もいずれかの時点では上げなきゃいけないと思いますが、ただその前に、さすがに小泉さんのときの武部幹事長はいいことを言ってますな。今みたいに垂れ流しのむだ遣いをやっとって、そんなもん早過ぎると、そんな議論は。私も消費税を真剣に議論していくんであれば、まず悪徳公務員を粛正すること、これから始めなければ、この議論は提案した人がすぐ選挙に負けると、こういうことになるだろうと思います。ですから、いずれかの時点はそういったことを考えなきゃいかんのでしょうが、その前にやることがあると、こういうことを申し上げておきたいと思います。 それから、子供行政等の一元化というのは、これはワンストップサービスでできるようになったらいいと思うんですが、これは、今私がここでそれじゃそういう方向で検討しましょうということはなかなか言えない。それは、どちらが効率的な行政になるかというのは、お母さん方から見た場合の効率性ということと、それから行政の組織から考えた場合の効率性という、両方の観点から考えなきゃいけませんので、これはちょっと今、私も即答はできませんし、そういう方向で検討に入るかということもちょっと申し上げにくいと思います。 それから、財政力が高いのにどうしてこんなに厳しいのかと、こういうことでありますが、一つは、私はやはり瀬戸大橋が完成するまで、大変華やかなといいますか、市民全体が浮き立った状況があったと思います。歴史の例が当たってるかどうかわかりませんが、徳川時代にも元禄時代の後には松平定信の寛政の改革、そういう時代があったんです。大変厳しい緊縮財政をとった時代があったんです。浮ついていきますと、華やかな文化がばっと開いた時代から、そのときには相当のむだ遣いをやりますから、ですから財政の引き締めの厳しい時代に入ってくると、そういうこともあったと思います。 それともう一つは、財政力は確かにあるということは、よそから、例えば国の交付税という財政調整の仕組みがありますが、そういうお金が全く入らなければ確かに強いんです。強いんですが、今は国には交付税という制度がありまして、これはひとしく国民全体が行政サービスを受ける権利があると、こういうことから財政調整をやるわけです。そうすると、今坂出はことしで20億円ぐらいですが、よそに行っていろいろ聞きますと、やっぱり70億円とか100億円を超すとか、そういう自治体がいっぱいあるわけですよ。ですから、こういうふうに坂出がとにかく地に足をつけて皆さんが堅実な考え方をしていく、このことが私はもう財政再建、それで一般的な財政構造に変える、それが一番の早道だと思います。 支出の方では、瀬戸大橋が完成して、昭和63年、平成元年、そのころは市立病院、公営企業も相当大きな累積赤字を抱えておりましたし、三セクも赤字でありましたし、そういうものをやはり逐一健全化していって、地道な努力をして財政を立て直していくと、こういうことが私は必要だと思って、ずっと終始一貫、それをやってまいりました。ですから、例えば鉄道高架の事業に伴って周辺を整備いたしましたが、もしあの鉄道高架の事業がなければ、あれだけの投資は私はしなかったと思います。もっと財政再建に資金を投入したと思います。そういうもんですから、どうしてもやらなきゃいかん仕事は、これはやっていかなきゃいけません。例えば、きのうから指摘をされております耐震建築、耐震化、こういった問題には着実に計画を立てて実行していくことが大事でありますし、またもろもろの公共投資もやはりやっていかなきゃいかん。そういう中で、いかに中長期的に借金を減らして、例えば公債費負担比率や、実質公債費比率っていうんですか、それをよそ並みに下げていくと、こういう視点は決して崩してはならないことですね。そういう思いを持って、今財政を組み立てておりますので、どうぞ皆さん方にもよろしく御協力をお願いしたいと思います。 それから、市長と語る会等の開催ということでありますが、私は自治会等にも出席させていただきますが、そこでしゃべるのは、総会の後の懇親会の前というのが大抵そういう機会ですから、10分程度であります。それで、自分のやっておることを説明できるかというと、これはできません。ただ、老人クラブなんかはたっぷり1時間ぐらいしゃべってくれと、こうおっしゃいますから、私の思い、財政、いろんなことを、都市計画の線引きを廃止するときには、そのことも十分お話を申し上げましたし、かなりお年を召した方は、私の思いは徹底して知っていらっしゃるんじゃないかと思います。若い人たちはお忙しいですから、呼んでいただければどこへでも行って話しますけど、そういう機会がないのが実は私も残念に思っております。どうぞ機会をつくっていただければ、いつでも出向いてまいりますんで、私の方からお願いをしておきたいと、そういう気持ちであります。 坂出小唄や塩田小唄は、ま、私、貝殻節をそら歌いますが、何ならここで歌いましょうか。それは冗談でありますが、これはやはり親善大使として皆さんにそれぞれ御活躍を願わなきゃならん。飲んだ席で一曲地元の民謡を歌うって、これはもう、非難されることは絶対にありません。ですから、私言うんですけども、あいつがまた坂出小唄を歌いかけたなと言われるようになったら、その組織の中で一つの存在が出てきたということだと、そういうバロメーターにもなるからぜひ歌いなさいと、こう言っておるんです。 以上ぐらいですかね。うどんフェスタは、これは行政が中心になってやるつもりはありません。ただ、現職の総理大臣がうどんを食べに来た町ですから、どうぞその辺は誇りを持って、うどんはどこが本場だ、どこが本場だと、こう言っておるけれども、総理大臣が来てうどんを食ったと、こういう町はないと胸を張って宣伝もしていただきたいと、そう思います。 以上、私から御答弁申し上げました。以下、部課長をもって答弁いたさせます。 ◎総務部長野方宏志君) 議長─総務部長 ○議長(綾宏君) 総務部長 野方宏志君              〔総務部長野方宏志君)登壇〕 ◎総務部長野方宏志君) 5番錦議員の20歳の誕生日を迎えた瀬戸大橋のうち、橋を題材にしたイベントの実施についての御質問にお答えいたします。 御承知のとおり、先ほど市長も御答弁申し上げましたとおり、本年4月に瀬戸大橋が開通20周年を迎え、先般記念事業として香川県実行委員会による健康マラソン、橋上イベント等が盛大に行われたところでございます。今後は、秋に与島でのオータムイベントや7月には海上自衛隊艦艇の一般公開、体験航海、9月には坂出市民美術館にて瀬戸大橋や瀬戸内海をテーマとした美術作品展などなど、年間を通してさまざまなイベントが予定されております。 さらには、本市におきましても、NHKとの共同主催によりますNHKのど自慢を5月11日に実施し、瀬戸大橋を含めた本市の魅力を広く全国に情報発信できたところでございますので、今後におきましても十分機会を通じて瀬戸大橋のPRに努めてまいりたいと考えてございます。 それから、坂出市の家計簿についての御質問のうち、財政力指数についてでございますが、平成19年度の財政力指数でございますが、本市の場合、過去3カ年平均、17年度から19年度まで0.884となってございまして、順位でございますが、県下8市中1位となってございます。 それから、同じく今後の財政見通しの中で、大宗につきましてはただいま市長が申し述べましたとおりでございますが、実質公債費比率につきましては平成19年度には19.9%ということで、県下でワースト2位となってございます。また、経常収支比率におきましても93.0%となっており、質問者の言われるとおり財政の硬直化を招いているところでございます。 それから、今後の財政運営展望の中での具体的な答弁となりますが、昨年、今後の財政運営の基礎資料とするために、人件費を擁する秘書課、また企画課、税務課、財政課などの関係部署が連携を図り、その段階で把握可能なさまざまな算定要素を盛り込んだ一般会計等の中期財政計画を策定し、将来を見据えた着実な財政健全化に取り組んでいるところでございます。また、特別会計、企業会計等につきましても、高金利地方債の繰上償還を行った各会計におきましては、財政の健全化計画を策定し、市のホームページでも公表しているところでございます。 ただいま市長からも申し述べましたとおり、国の方での交付税を中心とした制度が種々変わります中で、その影響を本市がまともに受けているのが実情でございまして、こうした行革努力を積み重ねてきても、なおかつ大変に厳しいというのが現状でございます。 それから、一般会計の市債残高が2010年代の早い時期には200億円を切るという計画は達成できるのかとの御質問でございますが、市債残高につきましては今後想定されます普通建設事業費から市債の発行を見込む中で、臨時財政対策債や退職手当債の発行も考慮し、平成22年度末には一般会計の市債残高が200億円を切るという見込みを立てておるところでございまして、平成19年度末の一般会計の市債残高につきましてもほぼ想定内の約223億円となっており、今後においても計画どおり進捗する、またそうしなければならないものと考えてございます。 さらには、財政健全化法という法律の制定に基づきまして、連結決算での診断ということが求められるようになっているわけでございますが、連結実質赤字比率など4つの健全化判断比率の算定が、多額の累積赤字を抱えております本市の港湾整備事業特別会計、下水道事業特別会計等もございます中で、すべての連結ベースでの財政健全化が必要となってきているのは御承知のとおりでございまして、全会計での財政健全化のための努力を怠ると、国の定めた判断基準をクリアできずに、好むと好まざるにかかわらず財政再生団体への転落が待ち受けているところでございます。 こうしたことから、各会計間の責任者をすべて一堂に会しまして、本年度より私を中心といたしました全会計財政運営検討会なるものを立ち上げまして、連結ベースでの健全化を図るための検討を進めているところでございます。 次に、女性ヤングリーダーの養成についての御質問でございますが、市民の声を反映させました市政の一層の推進のためには、性別にかかわりなく若年層の意思、意見等の反映も重要でありますことから、家庭、学校、地域、職場など、あらゆる場面で、その個性と能力を発揮することができる男女共同参画社会実現に向けた取り組みは必要でございます。これらの取り組みを促進させるため、将来にわたってリーダーシップを発揮できる人材を育成するということは、本市の町づくりの上でも非常に重要なものでございます。 香川県におきましても、平成20年度より地域リーダーの養成を目的といたしまして男女共同参画自主企画研修支援事業を実施しているところでございまして、国では男女共同参画ヤングリーダー会議を開催いたしておるところでもございます。 本市におきましても、こうした重要性をかんがみ、各種制度の活用や周知など、リーダー育成に向けた方策を今後とも十分研究検討して、実施してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ◎市民部長(三好隆夫君) 議長─市民部長 ○議長(綾宏君) 市民部長 三好隆夫君              〔市民部長(三好隆夫君)登壇〕 ◎市民部長(三好隆夫君) 5番錦議員の医療制度に関する御質問の中で、老人保健制度と後期高齢者医療制度の違いについての御質問にお答えします。 まず、被保険者資格につきましては、これまでの老人保健では各医療保険の被保険者資格を取得した上で老人保健による医療給付の資格を得ておりましたが、長寿医療制度におきましては、独立した医療保険として独自の被保険者資格を取得することとなっております。したがいまして、これまでの老人保健では加入する制度の被保険者証と老人医療受給者証の2枚で医療を受けていましたが、長寿医療制度では被保険者証1枚で医療を受けることになります。 また、保険料につきましては、老人保健制度自体の保険料負担はなく、加入する制度の保険料を負担し、長寿医療制度では県下統一の保険料率で医療給付額の約10%に相当する保険料が決定され、被保険者一人一人が保険料を負担することになります。 これまでの老人保健制度と長寿医療制度の財源構成については、内容的には大きな変更はございませんが、これまで老人保健制度の中では明確になっていなかった長寿医療被保険者の保険料負担とその他の医療保険被保険者の支援金の負担のありようが明確化されました。医療の給付の内容につきましては、これまでの老人保健制度とほぼ同様の内容となっておりますが、高額の自己負担を行った場合、医療と介護の新しい合算制度が創設され、年間の医療と介護の自己負担額が限度額を超えた場合、超えた額が申請により支給されることとなっており、負担の軽減が図られることとなっております。 長寿医療制度のあり方につきましては、昨日16番藤川議員、2番野角議員に御答弁申し上げましたが、この12日に政府・与党協議会で負担の軽減対策等が決定されておりまして、なお流動的な要素が残ってございます。今後とも状況の把握に努めながら、市民、被保険者の皆様への周知、説明に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 議長─環境経済部長 ○議長(綾宏君) 環境経済部長 大野喜美雄君              〔環境経済部長大野喜美雄君)登壇〕 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 5番錦議員の便利な市役所づくりの御質問のうち、歴史・文化・観光行政の一元化について御答弁申し上げます。 本市は、東に四国で唯一の天皇陵であります白峯御陵、または西行法師がたどったとされる西行法師のみち、四国霊場81番札所白峯寺、西には本市が塩田の町として栄える礎をつくった久米通賢ゆかりの地、塩竃神社、万葉の島沙弥島等々、数多くの歴史的観光資源に恵まれております。今後とも行政の各部署が連携する中で、観光パンフレットを初め、インターネット等を利用した観光情報の発信を行ってまいります。 また、塩まつり、塩の里をめぐる町歩き、崇徳上皇伝承の地ツアーなど、各種団体が実施しております事業に対しましても支援協力を行い、本市の自然、歴史、文化等を生かした観光の振興を推進してまいりたいと存じます。 次に、さかいで大橋まつり、総踊りについてお答えいたします。 市民総参加、手づくりの祭りとして定着いたしておりますさかいで大橋まつりも、昭和41年から数えまして本年第43回を迎えようとしております。この間、総踊りの曲や振りつけは坂出みなとばやし、瀬戸大橋音頭、坂出小唄と変遷し、現在の曲、振りつけは平成14年にアレンジしたものでございます。 御提案の市民に愛される魅力ある総踊りの演出でございますが、ことしの開催への反映になりますと運営組織との協議もありまして時期的に難しいところでございます。今後、坂出まつり協賛会、総おどり運営委員会等、関係組織と検討してまいりたいと存じます。 次に、坂出のお国自慢と豊かな心、文化の町づくりについての御質問のうち、うどんフェスタの開催と坂出の文化の再発見について御答弁申し上げます。 本市では、約50軒のうどん店がありまして、平成18年には讃岐うどんを題材にした映画UDONが公開されるなど、うどんブームが再燃し、県外から多くの観光客が訪れております。 そこで、うどんフェスタ開催についての御質問でございますが、本市には有名うどん店もあり、にぎやかなイベントになることが予測されます。しかし、行政主導での開催になりますと課題も多く、今後、関係諸団体と協議する中で、意見をお聞きする中で研究してまいりたいと存じます。 また、うどんのルーツを訪ねる町歩きのイベント開催への御質問でございますが、観光振興には有効な手段であると考えております。既に、昨年から青年会議所を中心としたメンバーで町歩きが実施されております。御提案のイベント開催につきましては、現在のノウハウ等を生かした実施について協議、検討してまいりたいと存じます。 次に、日曜日の朝などに駅前の広場で産直市はできないかとの御質問でございます。 これまでの本市における日曜市などの取り組みの一つとして、西本町商店街に空き店舗を利用して、JA川津町が日曜日だけ開く産直市を平成7年6月に開設いたしました。 この産直市は、JA女性部の世話をしている方が中心となって組合員に声をかけ、畑仕事のできる方を募り、地元でとれた野菜や果樹を中心に販売をいたしておりました。しかしながら、後継者がなかなかあらわれない中、生産者が高齢になり、販売品の収集が困難になったことなどから昨年の6月に閉店いたしました。 このような状況を踏まえますと、新規に産直市を開催する場合、主催はどこになるのか、経費はどうなるのか、生産団体また生産者の確保、出展品の確保、開催日時等々、多くの課題が予測されます。今後、農業団体など各関係団体とも協議する中で研究してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ◎教育長(横井武雄君) 議長─教育長 ○議長(綾宏君) 教育長 横井武雄君              〔教育長(横井武雄君)登壇〕 ◎教育長(横井武雄君) 5番錦議員の御質問にお答えを申し上げます。 まず、ふるさと教育についてであります。 本年4月で瀬戸大橋が架橋20周年を迎え、架橋以前の島々の様子や世紀の巨大プロジェクトであった瀬戸大橋の架橋工事の風景を知らない子供たちが育つ時代となってきております。 瀬戸大橋につきましては、幼稚園や各学校で遠足のとき、またその行程に瀬戸大橋記念館や記念公園を組み入れることもあり、瀬戸大橋記念博覧会が開催された会場から南備讃瀬戸大橋や塩飽の島々を望みながら、この巨大プロジェクトに思いをはせる機会となっております。 この瀬戸大橋を利用しての島々での学習につきましては、現在櫃石小学校と西部小学校、岩黒小学校と東部小学校、櫃石中学校と東部中学校、岩黒中学校と坂出中学校が、年2回交流学習を行っており、陸地部4校の子供につきましては、このような交流の機会に岩黒島、櫃石島のよさを学んでいます。 今後とも架橋当時やそれ以前を知らない世代に、ふるさとの歴史や地理、交通を学ぶ学習の際に、島々のことや瀬戸大橋について学ぶ機会を持つよう努めてまいりたいと思っております。 次に、ごみ減量化を親子で実践するよう働きかけてはということでございますけども、現在学校における環境教育は、小学校3、4年生の社会の教科書、住みよい暮らしをつくるの中で、ごみの処理と利用の学習を行い、ごみのリサイクルなどについて学ぶこととなっております。また、この社会科の授業においては、坂出市教育委員会が発行した副読本、瀬戸大橋のまち坂出を資料として使いながら、本市が行っているより身近なごみの分別や資源の有効活用について学んでおります。 校外学習では、坂出市リサイクルプラザでの見学やリサイクル品の作成などの体験も行っており、そのほかでは特にEM菌を活用した水質浄化に岩黒小中学校や東部中学校が取り組み、王越小学校ではトンボの里で豊かな自然環境の保全活動を実施するなど、地域の方々や保護者と一緒になって特色ある取り組みを行っております。 また、どの学校におきましても、毎日の清掃活動はもちろん、児童生徒主体のボランティア清掃や清掃に学ぶ会等の学校行事としての取り組み、さらに各校区でのクリーン活動に参加しております。 今後とも、これらのさまざまな学習機会を通じ、次代を担う子供たちがより一層環境問題に関心を持てるよう努めてまいることが、ごみの減量化にもつながるものと考えております。 以上でございます。 ◎教育部長(大石康夫君) 議長─教育部長 ○議長(綾宏君) 教育部長 大石康夫君              〔教育部長(大石康夫君)登壇〕 ◎教育部長(大石康夫君) 5番錦議員の御質問にお答えします。 まず、新聞・ニュースで報道される市民の関心事についての御質問のうち、子供を巻き込んだ犯罪を防ぐために、携帯電話と有害サイトに対する取り組みについてお答えします。 青少年をネットの有害情報から守ることを目的とした、いわゆる青少年ネット規制法が6月11日に成立し、今後官民を挙げて、この問題に取り組んでいくことになりました。 本市の小中学校におきまして携帯電話は原則持ち込み禁止としておりますが、発達段階に応じた情報教育が必要であり、小学校の段階から情報モラルの重要性について継続して指導をしております。 しかしながら、有害情報を閲覧できないようなフィルタリングの利用につきましては、使用する個々の規範意識にゆだねられていることから、これまで以上に使用する児童生徒や保護者の規範意識を高めていくことが重要であり、フィルタリングの利用に決定権を持つ保護者への啓発は、特に重要であると考えております。保護者にフィルタング利用の必要性について理解を深めていただき、携帯電話を持つ場合、家庭内のルールを定めておくことが大切であると考えております。 そのために、現在PTA連絡協議会を通じて、専門的知識を有する坂出警察署生活安全課の御協力をいただきながら、講演会及び各部会の広報紙を通じて周知を図っているところでございます。今後とも学校、PTA、そして警察など関係機関が連携を図りながら、地域においても青少年健全育成町民会議を中心に講演会等を実施し、児童生徒がこうした有害サイトからの被害に遭わないように未然防止に努めてまいります。 次に、坂出のお国自慢と豊かな心、文化の町づくりの御質問のうちの親善大使の中で、坂出小唄、塩田小唄などふるさとの歌や踊りについて学校教育などの場で取り組んではどうかとのお尋ねであります。 坂出小唄は、西条八十作詞、中山晋平作曲の親しみやすい旋律に讃岐富士や両景橋など坂出の風景を歌った歌として、また塩田小唄は塩田の情景やそこで働く人々の仕事ぶりなどが描写された歌として、ともに昭和初期の曲であり、市制施行65周年を記念して、坂出市のふるさと民謡としてCD化し、学校や自治会、商工会議所等に寄贈し、各種公共施設には貸出用のCDを配置するなど、広く市民の皆様に活用していただくよう呼びかけているところであります。 また、学校においては昭和の時代から多くの方が親しんだこれらの民謡を、これからの子供たちにもふるさと坂出の民謡として覚えてもらうため、小学校では音楽の時間に郷土の民謡として紹介しております。総合学習の中でも郷土の歴史を学習する際に塩業とのかかわりの中で紹介するほか、毎年、市内の音楽の先生の三味線の実技研修の際にも練習曲としております。 なお、社会教育においては、坂出市PTA連絡協議会文化部会の講演会のアトラクションとして、地域の方々や子供たちを対象に坂出小唄を披露しながら、多くの方々にふるさと坂出の文化の継承や伝承に努めているところでございます。 さらに、平成20年の成人式においても、これからの坂出を担う新成人の方々に記念品としてこのCDを贈呈し、坂出のふるさと民謡として若い世代により親しんでもらいながら、県内外で活躍される方々がさまざまな場面で、この歌を披露していただければと考えております。 いずれにいたしましても、塩の町坂出として全国に名をはせた時代のこの歌を市民が集う機会をとらえPRするなど、普及に努め、継承してまいりたいと考えております。 次に、本市の家庭の日の取り組み状況についてお答えいたします。 質問者が述べられましたように、鹿児島県鶴田町で誕生した家庭の日の運動が、昭和41年、青少年育成国民会議の発足とともに全国に普及したものであります。 香川県におきましても、昭和41年、毎月第3日曜日を家庭の日として定め、香川県と青少年育成香川県民会議において、家族がそろって温かい心の触れ合いを呼びかけ、その普及啓発を図るため、毎年度ポスターの募集を行っております。 本市においては、みんなで子どもを育てる県民運動として、坂出市青少年健全育成市民会議と各校区の青少年育成町民会議が協力して、家庭の日の啓発用看板の設置や広報用チラシ等を配布して啓発に努めているところでございます。 なお、平成19年度各校区の青少年育成町民会議の主な活動内容は、小学校登校時のあいさつ運動のほか、3世代の家族等が力を合わせて体験するカヌー大会、家族や地域の方々が協力して行うもちつき大会やクリーン作戦等で、市内12校区28事業、参加総人員約4,630人、うち子供約1,370人、うち大人約3,260人により地域育成活動を実施しているものでございます。 以上でございます。 ◆5番(錦美弥子君) 議長─5番 ○議長(綾宏君) 5番 錦 美弥子君              〔5番(錦美弥子君)登壇〕 ◆5番(錦美弥子君) ただいま私の、市民の生活者の視点での細かい質問に懇切丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございました。 本当に市長さんにはたくさんお答えいただきまして、本当に感激いたしておりますが、たまたまこの日曜日ですか、15日ですね、日曜日に西日本放送で朝、坂出市政だよりという番組がございまして、それを見られた方から、たまたま、きのう私お話をお伺いしまして、市長が思いを語られていたと。やはり迫力があったというお話を感想として、その市民の方はお話しになられました。本当に先ほどのお話ではないですけれども、やはり直接そういう思いをお話しになると、市民の皆さんはよく理解するのではないかと思いますので、ぜひまたそういう機会をふやしていただくよう要望いたします。 そして、何点か要望をさせていただきます。 まず、瀬戸大橋からの贈り物ということ、また身近な橋にということでお尋ねいたしましたが、イベントの実施はどういうものかとお伺いしましたら、大体今まで聞いた、理解しているイベントでございましたが、橋ができるまでとかを知らない子供たちが大勢おりますので、子供の瀬戸大橋に対するシンポジウムのような、何か坂出ならではの子供の目線から20年後、これからの20年を考えるとか、そういう視点を持ったイベントを考えて、これは学校教育になるのか、ちょっと私もよくわかりませんが、たまたま子供会、坂出市子連の皆さんが、この夏、瀬戸大橋20周年ということで、櫃石、岩黒島を親子で、船をチャーターして、そこの歴史や瀬戸大橋を顧みようという企画をしているということを聞いております。そういう地域活動の中で取り組むべきものかもしれませんけれども、やはりそういう観点をぜひ企画の方にも持っていただいて、瀬戸大橋をもっと大切に、私たちの橋として考えていただけたらと思います。 サウサリートへ私が行かせていただいたときに、瀬戸大橋とゴールデンゲートブリッジというのは島と島をつなぐじゃないですけども、本当にかけがえのない橋だなと改めて瀬戸大橋の偉大さに気づかされました。そういうことで、ぜひそのあたりを強く要望いたします。 それから、便利な市役所づくりということで、機構改革というのは大変重要なことでございますので、こういう質問だけではとは思いますが、ただ私、子育て支援の仕事をしておりまして、本当に現場の職員の皆さん、大変熱心なんですが、やはり子供のことといいますのは縦割りになると同じ子供なので、乳児期、幼児期、思春期、私自身子供を育てて感じておるんですが、ぜひこれはこの課だから、これは保健課だから、これは教育委員会だからというそういう意識を職員の皆さんの中に持たないで、本当によくやってくださってるんですが、図書館とかそういう施設、地域の皆さんとともに行政の皆さんも、やはり21世紀を担う、坂出を担う子供たちをみんなで育てるという意識を持っていただきたいという思いで、こういう質問をさせていただきました。 それで、環境教育についてでございます。本当に学校教育においても取り組んでくださってありがたいんですけれども、環境教育は、本当に私も一母親として家庭から考えなければいけないと思っております。ただ、ごみの話ですが、ごみ収集が民間委託に、2006年度から一部委託されたときに、新しいごみ収集車をその当時購入されまして、それがごみ収集のイメージを、暗いイメージを払拭しようとして、目を引くように朱色を基調に黒の水玉模様のテントウムシをデザインして走っております。今、3台と私は聞いておるんですが、そのときは全部新聞では報道されましたが、その中でも、平成18年ですか、3月の読売新聞の全国版の社会面にテントウムシのその話が記事として載っておりました。泉という欄なんですけれども、そこに、そのテントウムシの収集車の発想が市の職員のアイデアだったと。で、そのテントウムシが市内を走ると幼い子供たちの目に触れて、本当に親しみがわくというんで、私も同感でした。すごい発想だなと私もそのとき感じましたが、そのテントウムシという名前も、テントウムシという虫は益虫で、人間の生活に何らかの形で役立つ昆虫などの小動物を益虫というんですということを市の職員の方が考えて、そしてテントウムシ号っていう収集車にしたということで全国版に載りまして、私は本当にそのときちょっと誇らしいという思いがいたしました。 こういう豊かな創造性のある行政の職員の方がいらっしゃるということが、本当に坂出市の大きな力になって、そしてこういうアイデアが、本当に優しい町づくりの第一歩になるのではないかと思っております。そういうことで、ちょっとここで要望ではございませんが、意見として言わせていただきます。 そして、女性ヤングリーダーについても御答弁いただいて本当にありがとうございます。 先ほどもヤングリーダーの養成が国の方でも研修が行われているということで、周知しているとおっしゃってくださいましたが、周知だけにとどまらず、3万円、4万円と費用が要りますので、ぜひそういう補助といいますか、支援をしていただくシステムづくりが何とかできないものかと個人的にも思いますので、要望いたしておきます。よろしくお願いいたします。 そして、最後になりますが、家族の日の制定ということでございます。今回、私初めてここで質問させていただきましたが、私は坂出市子育てふれあいセンターというところで13年、地域子育て支援の仕事をしてまいりました。平成5年に地域子育て支援センター、坂出市が取り組んでくださいましたが、当時厚生省でございましたが、国が少子化対策に向けたモデル事業として全国で5カ所つくりました支援センターの1つでございました。当時は、少子化という言葉もまだあまり耳なれませんでしたし、子育て支援なんていう言葉もございませんでした。そのときに、坂出市は手を挙げてくださって、取り組んでくださってもう15年になります。私はその中で、ゼロから地域ということを大切に支援の仕事をしてまいりました。その中で、本当にたくさんの、大勢の、自治会を初め、校区の皆さんと支援の輪がどんどんと広がり、子育て支援において、私は香川県で一番その支援のきずなが強い、豊かな町だと自負しております。そこには、陰で行政の皆さんにも随分助けていただきました。ぜひ家族の日、この事業を、本当に細かいことでも結構です、小さなことで結構です、香川県で一番に取り組んでいただいて、こんな子育て支援を初めにやったということで、ぜひ何かの形で、この秋、11月20日に何かに取り組んでいただきたいということを最後に要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(綾宏君) 昼食のため暫時休憩いたします。 午後1時15分に再開いたします。              午後0時13分 休憩       ────────────────────────────              午後1時17分 再開〇出席議員 22名  1番   大  藤  匡  文       2番   野  角  満  昭  3番   別  府  健  二       4番   楠  井  常  夫  5番   錦     美 弥 子       6番   前  川  昌  也  7番   若  杉  輝  久       9番   松  田     実  10番   山  条  忠  文       11番   末  包  保  広  12番   植  條  敬  介       13番   大  前  寛  乗  14番   吉  田  耕  一       15番   冨  岡  利  昭  16番   藤  川     亘       17番   葛  西  吉  弥  18番   池  田  睦  雄       19番   中  河  哲  郎  20番   木  下     清       22番   稲  田  茂  樹  23番   東  山  光  徳       24番   村  井  友  信       ────────────────────────────〇欠席議員 2名  8番   松  成  国  宏       21番   綾        宏       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      松 浦 稔 明       副市長     田 中 利 文(総 務 部)  総務部長    野 方 宏 志       秘書課長    浦 田 俊 一  企画課長    阿 野 要 一       総務課長    樋 本 保 男  財政課長    好 井 和 彰(市 民 部)  市民部長    三 好 隆 夫(環境経済部)  環境経済部長  大 野 喜美雄       清掃事業課長  北 山 博 己  商工観光課長  濵 田 吉 彦(都市建設部)  都市建設部長  谷 口 正 行       建設課長    神 高 賢 二  都市計画課長  竹 内   博(市立病院)  事務局長    小 林 一 夫(消   防)  消防長     小 林 英登志       消防署長    國 重 貞 夫(水 道 局)  水道局長    三 谷 芳 範(出 納 局)  出納局長    十 河 慶 次(教育委員会)  教育長     横 井 武 雄       教育部長    大 石 康 夫       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    野 村 孝 雄       次長      中 川 高 弘  議事係長    大 林 紀 彦       書記      明 石 公 秀  書記      好 井 大 輔       書記      宮 武 智 仁       ──────────────────────────── ○副議長(大前寛乗君) 議長を交代いたしました。よろしくお願いいたします。 休憩前に復し、会議を開きます。 17番葛西吉弥君の質問を許します。 ◆17番(葛西吉弥君) 議長─17番 ○副議長(大前寛乗君) 17番 葛西吉弥君              〔17番(葛西吉弥君)登壇〕 ◆17番(葛西吉弥君) 6月議会一般質問の最後でございます。お疲れのところ、またうるさい話が出ますが、あしからずよろしく御清聴をお願いしておきます。 まず、お尋ねしたいのが、市長が当選されて最初のころに出された坂出市総合開発計画なんです。そのときの助役は鶴岡さんでした。いろいろ物議があったようですが、財源の問題とか。それは別として、市長、あなたは当選直後より、それまでの坂出市の行政を改革し、新しい町づくりを目指して、あなたの京都大学当時の恩師、吉川和広教授を委員長として各大学の権威ある先生方及び各省庁の専門家、地元の学識者を網羅して委員会を構成し、今までの坂出市政の改革を求めて調査研究して、新しい坂出の再編に向けた平成3年度坂出市総合開発計画調査詳細報告書を平成4年3月に発表されました。 さらに、それに加えて平成5年2月、坂出市総合開発計画調査報告書を前回の委員長吉川和広先生を長とし、委員等の一部を変更して発表されました。市長、あなたの坂出市の改革に取り組む強い意欲を示されたと思っております。 それは私たちに坂出市の運営に強い期待を持たせるものでしたが、しかしそれらの2冊の計画書は、我が坂出市がこれまでに進めてきた市政運営を大きく変革するものではありませんでした。 これまでの計画は、あくまで番の州工業地帯の開発と瀬戸大橋の開通、四国横断道、鉄道高架事業の完成等、番の州工業地帯の活性化を目指すためのもので、瀬戸大橋と四国横断道の結節点としての利便性の向上は、香川県下の、また瀬戸内海の中心的な機能を持つ中核的工業都市坂出を誕生させると期待したものでした。 しかし、昭和50年代のオイルショックの発生により、それまで番の州に立地していた重厚長大型の産業は、経済の開発化の波に侵食されて今までの活力が失われ、企業の再編等が進んでおります。このような経済社会の変動に対して、我が坂出市はどのような対処をするべきなんでしょうか。 いまだ活用されていない番の州工業用地、林田、松山の臨海工業用地等、さきに述べたように、瀬戸内海という海上航路、多島美、港湾施設、道路網の整備等の恵まれた環境のもと、当然、国、県、市が協調して活用を図るべきであるのに、その機能が十分生かされていませんが、市長、あなたは対策をどのようにされようとしておりますか。 坂出の将来に照らして、主として都市整備、港湾整備を充実させ、坂出市の市勢発展への対策を進めるべきでしょう。そして、今、既成市街地の再編整備、魅力ある新市街地の整備の重要性が求められております。 すなわち、人、物、情報の流れの結節点づくり、流通機能の集積を生かして産業の先端化を先導する拠点づくり、魅力あふれた都市文化機能を備えた町づくり、これからの時代にふさわしいレクリエーション環境並びに質の高い住機能を備えた町づくり等々、多岐にわたる構想が述べられておりますが、以来15年の間、市長、あなたは坂出市の現況をどのように理解しておられますか。以下、詳細に説明していただきたいと思います。 まず、番の州の工業地帯、松山、林田の臨海工業地帯の活用は、重点的整備地区です。現況をどのように理解されておりますか。その対策に向けた対応策をどのように進めておりますか。 坂出駅周辺・都心ウオーターフロント地区の再編整備については、坂出市の将来像としては、本市には多種多様な資源があり、その資源を最大限に活用して周辺都市より卓越した複数の機能を持つ複能都市を目指すべきと指摘されておりますが、ウオーターフロントとの調和のとれた開発は重要な要素を持っており、早急に整備開発すべきとされています。しかし、市長、現況をどのように理解しておられますか、説明してください。 坂出駅周辺、すなわち南北駅前の開発については、本市のような中小都市においては、駅の裏表の開発は非常に難しい問題です。両者の共存は困難でしょう。同規模の都市を見てみましても裏表が完全に整備されたところは少ないようです。 南側の開発による影響は、北側に対して大きな損害を与えております。北側は坂出市創設以来、坂出市及び近隣町村の拠点的な商業地域でありましたが、現在坂出農協は閉鎖し、駅前商店街は壊滅的な打撃を受けました。かまどは南へ移転、佐藤医院も学園通りへ移転しました。川原建設株式会社跡地の開発ぐらいしか見当たりません。将来的に波及的に発展を続けるとは到底思えません。3棟のマンションの建設と坂出市農協の会館と当該地権者の立派な邸宅に変化しただけです。北口の当該地権者のこうむった物心両面の被害は莫大なものです。十分検証して、他日でよいので報告してください。 関係職員の中で、固定資産税がふえると評価する者も多く見ますが、投資効果を考える職員は一人も見当たりません。 松ヶ浦と林田の両港湾施設ですが、この地域の開発が初期の目標に示すように順調に進展していけば、坂出市の将来人口は平成22年には約7万7,000に達するとの目標を示しておりましたが、平成20年5月の人口は5万6,300人、若干という言葉が許されるならば、市長、あなたの施策に大きな不均衡があるからだと断言せざるを得ません。 本市の町づくりについて、商店街の現況と対応。 私は、常々道路の持つ特性を生かすのは、道路とその町の持つ社会的インフラの整合性が最も重要な要素だと主張してきました。しかし、市長、あなたはただ一方的に道路整備に集中しており、市街地への積極的な投資はしておりません。 私は歴代市長について語ったことがありました。それぞれの市長が、その時々の社会・政治環境の中で進めてきたそれぞれの施策に批判を加えることは控えておきますが、その結果が現在の坂出市であります。 直近の番正前市長、現在の松浦市長、それぞれ時代背景は違いますが、番正さんは箱物、松浦市長は道路、対照的な2人の施策です。現時点においての私の立場からは、客観的に均衡ある施策を求めるだけです。画一的な道路行政、特に回生病院前の室町谷内線については断固反対を貫きます。 そこで、お尋ねします。 御供所町と京町で最近火災が発生しました。たっとい人命も失われました。どちらも消防署、消防分署と目と鼻の先と言えるような場所です。消防当局に責任を追及することはありません、御苦労さまです。また、死亡された市民の方には強く哀悼の意を表しますが、都市基盤整備のおくれが常に目について仕方がありません。市街地の商店街、居住地区での道路整備の不備があるところで、消防車や救急車の進入が難しい地区での対応策を報告してください。 また、これまでの商店街の歴史を振り返って、これからどのようにしていくのかをお尋ねいたします。 谷町や久米町における市道の拡幅は、坂出市総合開発計画調査報告書には一行も触れられていません。私は常々風聞としては聞いております。質問したことはありましたが、市長が議会で報告したのは平成19年3月議会です。 そこで市長は、あたかもあそこの回生病院の前の道路を拡幅することによって、回生病院に対して利益供与をしよるんでないかと、こういうようにもとられかねないような内容の質問でありました。私も大変心外でございます。 この6月の内容をじっくりお読みになって、それもそこを読み上げられるときにはすらすらと文章をお読みになると趣旨は皆さんによくわかるはずなんです。私はそんなことを決してしないと、こう言っておるんです。 今予算を計上しておりますが、今あそこのガソリンスタンドが壊されました。御質問者もちょっと離れていらっしゃるからあまりあの辺の交通事情をよく御存じでないかもしれません。あそこは県道と交差しておりますが、信号の間隔もあるんでしょう、今車が非常に渋滞しております。南北線が非常に渋滞するんです、あそこは。そのために右折車線をとったんです、最近。そうしますと、歩道が非常に狭くなってほとんどありません。ガソリンスタンドと車道の間の歩道がほとんどないんです。これは通学の関係からいっても非常に困ると。 私は、それで国交省の都市局の皆さんとちょっと懇談をしまして、この交差点処理だけでも補助金は出ないのかと。33号線の交差点処理、それから商店街のあの通り、あの交差点処理、あそこだけでもせめて右折車線がとれれば、相当交通はスムーズになると、そういうことを申し上げまして、それはとにかく今まではそういう補助はなかなかつきにくかったんだけれども、今の町づくりからいうとどんと大きな道路を抜いたり、そういうようなことをすることはできないから、だからせめて必要な箇所、緊急を要するようなところについては、それを認めましょうと、こういう答えを私もらったんです。 それで、今たまたまあそこ、ガソリンスタンドがどういう計画をお持ちか知りませんが、あそこへ建ってしまうと、建った後ですぐのけてくれという話はできませんから、とにかくあそこと、それからもう一つは鳥州神社のところ、あそこを何とか右折車線をとることから始めようではないかと、こういうことで今計画をしておるわけであります。 今、回生病院との関連のことを非常に頭に置かれておるようでありますが、私は都市計画決定は、それは16メーターでしようとしているんかな。16メーターでそれはしておくべきだろうと。しかし、回生病院の前は、私が市長である間は決して売買交渉が起こらないように、あそこはのけておくように、これは指示しております。妙な誤解を招いたらいけないと。 しかし、今病院の方も相当の設備投資をしておりますから、あそこが完成しますともっともっと交通量が出てくるかもわかりません。しかし、地元からよほどの要望がない限り、回生の前だけは手をつけないつもりでございます。それでよろしゅうございますか、方針は。もう回生の建物をひっかけて買収をしたなんてくれぐれも思わないでください。 それから、市長がはっきりとこう言うたと、市長が市長をしておるとき、松浦が市長しておるときには、あそこは買収の対象にしたくても、16メーターの都市計画決定やって完成したいとこう言っても、よほどの強い陳情があっても決してやらないと、こう言っておったと。子供たちの通学路とか、そういうような問題か、よほどの問題が出てきて、地元からあっても、なおかつそれは慎重でなけりゃならんと、こういうことを市長が答弁したと。まず、市長が在任中は、松浦が在任中は、あそこの前の拡幅はしないだろうと、こう思っておって差し支えないと思いますんで、今度そういうことを言う人がおったら、あなた積極的に説得をしてくださいよと、市長はこう言ったと言って。それはあなたの義務ですよということです。 葛西さん、あんたがそう言うけど、私はそう考えてないと、だから市民にそういう説得をして、もう言わんとってくれという意味だと思います。 そして、室町谷内線について。 まず、室町谷内線と対比して、臨港線の地元説明会の結果について詳細に報告してください。 この件については、番正前市長が通学路及び遊歩道として、地元はもちろん議会でも報告され、市民に喜ばれ期待された施策でした。私は、この件について議会で質問しましたが、あなたはにべもなくその考えはないと返答されました。 それが地元説明会では救急車や消防車等、緊急の事態に備えて開発したいとの説明、総員の反対を受け、後日、関係者の1人と討論となり、ぶちやめたとの言葉で物別れしたとの報告がありました。 平成19年6月27日、合同庁舎4階の会議室で開催されました都市計画見直しの公聴会、公述人としては元議員の三宅正瞭君と私の2人、他に少数の傍聴人。三宅君は臨港線跡地の活用で現在提示された設計では反対、私は現状の混雑の原因の分析とその解決策は回生病院側の対応で解決できると、県下各地の中心的病院の対応を調査した結果を示しまして反対いたしました。ただ、一方的に言わせておくだけの公聴会、その結果に対する行政の対応は。 11月19日、水道局3階の会場で、地元住民54名が集まって室町谷内線の開発についての説明会がありましたが、全員が反対したとの情報があります。詳細に説明してください。 公聴会、説明会で示された関係地域の市民の声をどのように理解しておられますか。 後日、関係する部署の責任者と以上の件について話をしたことがありました。いわく、反対者が多いがということですが、多いのが当たり前であって、それをどのように理解し、行政に生かそうとされておるのですか。 すべての経済活動は、公共であれ民間企業であれ、事前の綿密な調査とその結果に基づいた検証、特に公共事業については、関係住民へ詳細な分析結果を示して説得する必要があります。また、完成後には、その事業により創出された経済効果及び投資効果等の開示は絶対必要です。室町谷内線の着工前の事前調査及び予算、完成後の効果を報告してください。 そして、この地域、6月8日と9日の車両の交通量を示しておきます。回生病院の新しい病棟が完成、ちょうど1年が過ぎた日です。 まず、6月8日、日曜日です。時間的に言いますと午前7時から午後7時までです。7時から8時、1時間で79台、8時から9時で118台、9時から10時で121台、次の10時から11時で154台、11時から12時で148台、12時から13時で135台、13時から14時で107台、14時から15時で138台、15時から16時で155台、16時から17時で148台、17時から18時で217台、19時までで143台、計1,660台です。この中には、軽四輪、トラック、バス、タクシー、救急車等、すべてを含んでおります。しかし、これは日曜日でした。 翌日の月曜日、同様な数字でいきますと、234台、265台、191台、231台、199台、198台、169台、175台、166台、188台、248台、226台、計2,490台です。いつ見てもがらがらの道です。本当に、これをもって混雑して困ると言われるんですか。これについて、もし調査の結果がありましたらはっきり示してください。 私が調査したときには、本屋に来て帰ったのも2台にしましたという報告がありました。喫茶へ行って帰ったのも2台ですと。そういう形で考えますと本当にがらがらの道です。市長の言われる混雑したという理由をはっきり示してください。 まだ、この問題の調査をしてないとのことですが、西港線と福江東浜線の交通量の調査はいつやったのか、正しく報告してください。 平成20年度予算書で、公債費前前年度末現在高は道路費約41億円、都市計画費約71億円と示されていますが、これらの事業別の内容を示してください。 次々と廃業していく商店が増加しておりますが、坂出市内の商店街も同様です。商店街は常に呼吸しています。新陳代謝を繰り返しながら、外部資本も含めて、室町谷内線の道路は、新しい民間の業者を含めて新しい商店街が創生されるだろうとは、現在の道の推移を見れば考えられません。室町谷内線で、これから商店がふえると考えておられるのか、お尋ねいたします。 回生病院前の室町谷内線について、都市計画審議会の会長は公聴会の後、私と意見を交換したことがあります。当審議会では、その道路の必要性の有無は論じられない、優先順位等、財政を含めて煮詰めるのは議会と地元議員の良識だと言われました。 市長、確認いたします。あなたは地元の住民の強い要望がなければ、回生病院の用地は、私が市長在任中は買収しないと言明されました。これらについて種々情報が流れてきます。この道路は〇〇氏の猟官運動の一つで、市長が喜んで受けたとのこと。 中国の故事に、「公を以って私を滅せば、民其れ允に懐かん。瓜田に履を納れず。李下に冠を正さず」。少なくとも長たる者は市民に、国民に疑われるようなことはするなというふうに私は解釈しております。 そう考えたときに、市長が、葛西さん、こうだと言われますが、今坂出の道路について市民が言っています。大屋冨築港宇多津線、あの道路ができたときから、市民からは、市長さんすごいな、松浦道路だと。いや、そうじゃないよと、あれ県道ですと言いました。市道ではございません。そして、今度市長の邸宅の前が拡幅したときもまた同じ言葉が返ってきました。そして、回生病院の前、また同じ言葉です。この前、情報が入りましたが、高屋の、東條の材木か、あそこからまた松浦さんの道路がつくという情報、設計ができて、買収が済んだという話がありました。そう考えると、いまだかつて坂出の市長でそういうふうな名前のつく事業をした人、だれもおらんのです。少なくとも、行政を私物化したのはあなただけでしょう。そのように考えましたときに、十分配慮しながら市民の声を考えてやっていただきたいと思います。 バス路線ですが、サティのスポーツクラブがなくなりました。あそこのプールで常に動いておられました婦人たちが十数人おられました。あそこが廃止されたことによって、運動とか、それについてどうしたらええかと非常に悩んで私に相談に来ました。角山の温水プールへ行きたいけど、自動車がなかったら行けない。せめて市営バスを往復、時間を決めて1回でも行ってくれれば皆喜んで行くでしょうという言葉です。確かに行けば、温水プールの入場料が何ぼか、大人500円じゃと思いますが、七、八千円にはなると思いますし、巡回バスも100円ぐらい取るんだと思いますが、今までの利用状況を考えながら、非常に市民のための効果があると思います。十分広域行政の方とも協議しながら、市民の希望に沿ってやってください。 これで終わっておきます。 ○副議長(大前寛乗君) 答弁を求めます。 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 議長─環境経済部長 ○副議長(大前寛乗君) 環境経済部長 大野喜美雄君              〔環境経済部長大野喜美雄君)登壇〕 ◎環境経済部長大野喜美雄君) 17番葛西議員の商店街の状況と対応についての御質問に御答弁申し上げます。 商店街の状況でございますが、消費者ニーズの変化、商店主の高齢化、後継者不足等、全国的に中心商店街の抱える問題は深刻化しております。本市も同様な状況と認識しております。 そういう中で、活性化への対応でございますが、平成15年に坂出商工会議所から市議会に対しまして商住共存型都市整備に関する請願があり、採択されております。 近年、商店街近郊地、駅南口等の中心市街地において住宅、マンション等の建設が多々見受けられます。市といたしましても、これらの動きを町中居住の進展ととらえており、今後とも商住共存型都市整備を念頭に置き、町づくりに取り組み、にぎわいのある住みよい坂出の実現に努めたいと考えております。 次に、バス路線の角山温水プールの経路変更についてお答えいたします。 市内の生活路線バスにつきましては、民間バス事業者、琴平参宮鉄道が事業主体として4路線、7系統運行しております。事業者に問い合わせいたしましたところ、経路変更に関する要望が、この地域に限らず他の複数の地域からもあるようでございます。 個々の実情は推察されますが、乗降客数、いわゆる乗客数の見込みや採算性、さらには市内全域での交通体系整備を踏まえる中で検討が必要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎都市建設部長(谷口正行君) 議長─都市建設部長 ○副議長(大前寛乗君) 都市建設部長 谷口正行君              〔都市建設部長(谷口正行君)登壇〕 ◎都市建設部長(谷口正行君) 17番葛西議員の坂出市総合開発計画についての御質問にお答えを申し上げます。 この計画は、坂出市の総合的な開発整備のあり方を明らかにすることを目的に、平成2年度から平成4年度までの3年間をかけまして、都市整備及び港湾整備の双方の視点から調査検討を行ったものでございます。この計画では、中長期的な視点に立ちまして、坂出市の将来像や各種事業の整備方針を展望してございまして、おおむね20年から30年後、すなわち2010年から2020年を目標年次といたしてございます。 この中で高付加価値型流通機能育成ゾーンと位置づけられてございます番の州、林田、松山の臨海工業地帯の現況をどのように理解し、対応策はどのように進めているかとの御質問でございます。 平成20年度の施政方針の中でも述べておりますように、番の州地区におきましては平成22年度までに各企業におきまして1,000億円を超える大規模な設備投資が予定されているなど、好調さがうかがわれ、本市の経済全体への波及効果は大きいものと考えております。 また、林田、松山地区におきましても一部未利用地はございますが、順調に企業が張りつき、工業団地の形成がなされてございます。未利用地につきましては、本年4月より企業立地推進室を設けまして、その対策に取り組んでいるところでございます。 次に、坂出駅周辺・都心ウオーターフロント地区の現況をどのように理解しているかとの御質問でございます。 本市の目指すべき瀬戸内の交流拠点、活力とふれあいの坂出の実現に向けまして、坂出駅周辺整備主要プロジェクトが平成17年度に完成をしたところでございます。したがいまして、厳しい財政状況の中ではございますが、この計画に沿って町づくりが進められてきたと、このように考えてございます。今後も社会情勢の変化を見きわめながら、計画を推進してまいりたい、このように考えております。 次に、室町谷内線についての御質問にお答えを申し上げます。 まず、臨港線跡地の地元説明会の状況でございますが、平成14年7月13日に旭町地区を対象に事業説明会を開催いたしましたところ、事業に対して反対の意見が多くございました。また、翌日、7月14日に久米町地区を対象に事業説明会を実施いたしました。当地区におきましては賛同の意見が多数ございました。この地元説明会の結果を受けまして、久米町地区につきましては、経済的な事業実施に向けて県費補助の導入や必要最小断面での実施検討を行っているところでございます。 次に、平成19年6月27日に開催した公聴会の結果に対する行政の対応についてでございます。 公聴会は公述人の意見を聞く場でございまして、御質問者を含め2名の方の意見陳述を貴重な意見として賜り、その後の坂出市都市計画審議会へもその要旨を報告させていただいてございます。 次に、11月19日に行いました地元説明会の内容についてでございます。 当日54名の方の出席がございました。内容につきましては平成19年12月定例会に御答弁を申し上げましたとおりでございます。 市民の皆様には、さまざまな考えをお持ちの方がおられますが、公共事業というものは市の将来を大局的な立場で考えて、必要と判断されるものを着実に進めてまいるものであると理解をいたしております。 次に、着工前の事前調査及び予算と完成後の効果についてでございます。 室町谷内線において、現在事業認可をいただいております区間73メートルの事業費、これは昨日も御答弁申し上げましたところでございますが、4億円となってございます。費用対効果調査によりますと、完成後は交通機能の向上を初め沿道環境の改善、災害時の代替機能等、さまざまな効果が予測をされてございます。 次に、平成19年12月定例会で御答弁を申し上げました交通量についての御質問でございますが、西港線、約6,300台につきましては平成17年8月時点、福江東浜線、約1万台につきましては平成14年8月時点の数値でございます。 次に、道路及び都市計画に関する公債費残高の主な事業別の内容についての御質問でございます。 平成19年度末で道路につきましては、西港線が約3億3,300万円、都市計画につきましては、現在事業中の福江東浜線が3億1,700万円、駅周辺プロジェクトの全体で約47億7,000万円となってございます。 次に、沿線商店街等の転廃業についてでございますが、最近の商業環境は非常に厳しいものがございます。その上、沿線にございます病院への進入路でございますが、一時的にではありますが、県道高松善通寺線側に設置をされておりまして、歩行者や自動車の動線が変化をしております。これまで病院と共存し商店街を形成してまいりました沿線商店にとりましては、さらに厳しい状況となってございます。したがいまして、現在診療棟の工事が進められてございますが、これが完成し、病院の東側に位置する正面玄関が完成いたしますと、人や車の流れも変わってまいるものと考えております。 以上でございます。 ◎消防長(小林英登志君) 議長─消防長 ○副議長(大前寛乗君) 消防長 小林英登志君              〔消防長(小林英登志君)登壇〕 ◎消防長(小林英登志君) 17番葛西議員の本市の町づくりについての御質問のうち、商店街の状況と対応について御答弁を申し上げます。 消防車や救急車の進入が難しい地区での対応策についてでございますが、道路事情等により消防自動車、救急車の進入ができない場所において、火災事案が発生した場合は、消防車両に積載している資機材を活用し、消防ホースを延長して、最善の消火活動に努めております。また、救急事案にあってはストレッチャー等を活用して、救急患者を速やかに救急車内に搬入して、病院へ搬送するように努めており、今後消防本部といたしましては、人員、資機材等を活用し、消防団員と協力体制の中、対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 以上でございます。 ◆17番(葛西吉弥君) 議長─17番 ○副議長(大前寛乗君) 17番 葛西吉弥君              〔17番(葛西吉弥君)登壇〕 ◆17番(葛西吉弥君) 再質問させていただきます。 私の質問はここにはございません。大局的な大きい施策から考えておりますし、好きな数字を言われてでも、それに対する反論はできません。しかし、回生病院の前は実数をはっきり調べての話です。あそこができれば、どこまでふえるという予測がつくんですか。今で1年たっております。それ以上、倍にふえてでも知れてます。また、ぐるりに一流の通りが幾らでもあるんです。あそこを広げたら、前の商店街がつぶれるだけです。今でも次々閉めていらっしゃる。そういう意味で、無責任な見方によって、観測によってやるんじゃなくして、消防の場合にも今言いましたが、予算は何が一番大事かという問題があるんです。数字を出して、それに合わすんじゃなくして、今大局的にどこをしなければならんか、商店街が大事なのか、救急車が大事なのか、じゃあ商店街がつぶれるのはどうするか。私はつぶれるのは当たり前だと思ってます。なぜか、後継者がおりません。後継者が育つ商売がないということです。しかし、坂出の商店街の人でも、心ある人は宇多津へ行って結構成功しております。外から一人も来ない店なんて、町なんて、商店街が残るはずございません。今の商店街に後継者がなくなってしまった、多分坂出の町は商店街が皆無に近い数字になってしまうと思います。漁業組合がちょうどぎりぎりで、もう組合が組織できないという話がありましたが、そういう形に商店街もなって、私自身が見る範囲内でここが残ると言える店は、ほんの数えるぐらいです。それに対して私はどこにつくるかということについていつも質問しております。しかし、坂出にはそういう場所は一片もございません。ただ、言うたのは、緑地跡しかもう残されてませんと。それについて、市長もああおまえの言うとおりだと言うてくれましたが、それならそれだけの努力をしてほしい。道路はそれより後で結構です。それができずに道つくって何するんですか。ほかに大事なもの幾らでもあります。 そういう形で、私は大局から話しておりますが、本当に市民が納得する答えは出ておりません。市長は、余りに市民をやすく見てます。もう少し親身になって考えてやってください。 ○副議長(大前寛乗君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 6月24日の本会議は議員総会終了後に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。              午後2時1分 散会...